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インド映画の話をしてみたかった

 私はインド映画が好きです。

 noteにもインド映画の記事を出している人がいるので、時々読みます。

 インドに旅行に行った時に映画館で見たこともありますが、you tubeで見ることが多いです。

 インドの映画館は、見ている人の反応があって楽しいです。ヒューヒューと口笛を吹く人がいたり、ヤジが飛んだりで映画に入り込んでる感じがいいです。

 スリランカにいた時、映画館でインド映画がかかることがありました。

 その中で、スリランカで前評判が高かったのが、「Padmaavat」というラジャスタン地方の歴史物語。

 それもそのはず、インド映画界のトップ女優の一人、ディーピカー・パードゥコーン演ずる悲劇のお姫様は、スリランカから嫁入りしたという設定。

 この設定はどうも映画の上の脚色のようですが。詳しい事情は、以下のサイトを参照あれ。このサイトを作っている人は、私の知る限りインド映画に一番詳しい日本人ですね。

 ディーピカーが出ている映画は、you tubeでOm Shanti Omというのを何回も見たし、日本でもかかった時に見に行った覚えがあります。

  ストーリーは、輪廻転生までして復讐するもの。踊りあり、ホラーあり。前半最後で、ディーピカーを救えず、しおれていた主演のシャールク・カーンが「心の底から望めば、宇宙が助けてくれる」というセリフが印象的。

 Padmaavatでは、ディーピカーのお姫様役がぴったり。

 ただ、スリランカの人にとっては、スリランカの女性がインドに嫁入りして、戦争に負けてほかの女性たちと一緒に火の中に入り死んでいくというストーリーは複雑だなあと思いました。

 この映画、悪役のアラーウッディーン・キルジーを演じるランヴィール・スィンの迫力満点で、彼が主人公のような映画でした。

 一方、ディーピカーお姫様の亭主のラタン・スィン役のシャーヒド・カプールは、悪役キルジーの強さに対してさえない男という感じで、負けてあっぱれ感がないのでした。

 これも、スリランカの人にとってはふがいない話。

 ラーマーヤナでも、シータ姫をスリランカのラーヴァナが奪い、それをラーマが、ハヌマーンを使い奪い返すというくだりがあります。

 スリランカの人のインドに対する感情は複雑だと思います。

 ちなみに、2019年、九州工業大学とスリランカが共同で打ち上げた超小型衛星の名前は「Raavana-1」でした。


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