初めてスノーボードをやりたい方へ②
前回は初スノーボードに向けたアドバイスシリーズのような記事で
概ね内容としては
・いきなりリフトに乗っちゃダメよ
・スクールに入った方がいいよ
みたいな感じで紹介しました。
次は服装について、初スノーボードに向けたアドバイス記事になります。
1.寒さ対策は暑さを生み、更にその暑さが寒さを生む
はい、よく分かりませんね。多分ガチめのスノーボーダー以外はこう言われても全く理解できないと思います。説明していきますね。
初心者の方が良くやる服装の間違いで一番多いのが厚着です。
厚着はダメです。これは覚えておいてください。
え~寒い所に行くのにあったかい格好したらダメなの~?
はい、ダメです。
スノーウェアというものは、実際非常に保温性が高くて体から出た熱をなかなか逃がしません。というか前開けたり、強風でない限りは普通に寒いなんてことはほとんど起こりません。
そんなアウターを着ている下に裏起毛のパーカー、Tシャツ、ロンT、極暖ヒートテックみたいな重ね着をするとどうなるか
人間は常に皮膚から微量の水蒸気を出しています。
まず、衣服内の空気にその水蒸気が貯まって行って湿度が高い状態になります。
重ね着しているので少々の汗もかくでしょう。更に湿度が上がります。
空気中に湿度が高まってくると、今度はそれが結露します。要するに体が少しずつ濡れ始めます。
衣服がその水分を吸い始めます。徐々に衣服が吸っている水分が増えていき、ふとしたタイミングで外気に触れました。
どうなると思いますか?
濡れて冷たい服を身に着けている初心者スノーボーダーが一人出来上がります。
という具合に、過度な厚着、重ね着は基本的に寒さを生む悪循環なのでやめた方がいいです。
んじゃ何着ればいいのさ。と思いますよね。
一番いいのは綿100%ではない、化学繊維が混ざったインナー類、もしくは100%化学繊維のインナー類です。
ヒートテックも一応そうなるんですが、ヒートテックは噂によると蒸散性が低く水分がこもりやすいそうなので、ワークマンに売ってる温感インナーとかが評判いいですね。
肌に触れるものをファーストレイヤーと言います。
その上に着るのがセカンドレイヤーです。
外気温による衣服の調整はセカンドレイヤーでやりましょう。
北海道とかならインナーダウンなんかも使うらしいですが、まぁ北海道に住んでる人は多分こんな記事見なくても大体わかると思うのでスルーです(ハナホジ
セカンドレイヤーは大体パーカーかトレーナーを選択する人が多いです。
ですが、気温が高い時はジャージとかでもいいですね。
ジャージは蒸散性最強なので、暑くなってきても湿気をしっかりと逃がしてくれるために、体が冷えることがありません。
ちなみにトレーナーやパーカーを選んだ場合、お尻のところからすごい勢いで水を吸っていきます。しょっちゅう座る、しりもちを付くような状況ですと、気付いたら背中までビショビショ、めっちゃ寒い。
みたいなことも多いので、ウェアのパンツに裾を入れてしまうのも、初心者のうちではいい対策かもしれません。
次によくある間違いが靴下です。スノーボード用と称して分厚いニットの靴下とか、量販店で売ってますよね。
あんなゴミ絶対買わないでください。
スノーボードというものは、道具に初めて体の一部が触れる部分がブーツです。
ようするにブーツと体の隙間が大きければ大きいほど、板に力が伝わらないので、操作が上手くできません。
無駄な力をたくさん使って疲れる上に板が言うことを聞いてくれないという地獄が待っています。
あと、分厚い靴下を履くと足そのものがブーツに圧迫されて血行が悪くなって逆に冷たいです。
分厚い靴下を履いて地獄を見るくらいなら、薄手の靴下で滑って冷えてきたら室内でブーツを脱いでマッサージして、温かくなったら再度ゲレンデへ。みたいにしてあげた方が絶対にいいです。
オススメとしては、トレッキング用の薄めの靴下ですね。
ブーツの中でも滑りにくく、通気性もいいのでビショビショになりにくいです。
とまぁ、こんな具合でしょうか。
欲を言えばお尻パッドはあった方がいいよとか、ネックウォーマーはこういう素材を選ぼうねとかあるんですけど
ここらへんはプラス要素に過ぎないので、質問があればこたえようと思います。
スノーボードで厚着はNG!ほどほどの防寒に!
これは忘れないようにしてくださいね。