就活と恋愛と自分自身の確立④~話し合い~

少し、恋愛の話が多く続く。

3月末、彼は就職し上京した。
最初は泣き続ける日々だった。付き合ってからこの9ヵ月間、ひたすらに支えてもらっていた。少しでも会いたい時はすぐに駆けつけ、何もかも忘れられるくらい幸せだった。それは当たり前ではない。そう思いながら過ごしたが、実際に離れてみると相当辛いものがある。
離れた後もよく電話はしてくれた。ビデオ通話で顔を見せ合ったり、声を聞いて安心感があった。それでも、やっぱりキツかった。
電話では私が良く「大好き」とストレートな愛情表現をすることが多かった。東京という環境でしかも社会人となると人付き合いが多くなる…。私は内心、彼は他の女性を好きになったり、浮気されるのではないかと不安な気持ちで沢山。そこで私はひたすらに愛を伝え続け、自分への愛も求めた。

「依存しすぎじゃない?」

とある日、彼からきっぱり言われた。私自身も自覚はあったし、治そうと思っても治せないと、そう考えていた。泣きながら彼にもそう伝えた。
しかしこれは違う。
そもそも治す努力をしていなかった。
彼を信頼してるつもりでも、不安に感じる部分があるのならば、それは信頼してるとは言えない。近距離から遠距離になったことで、当たり前だったことが当たり前ではなくなり、感覚が狂っていた。ただ「好き」と伝えることは、今まで私にとっては相手の気持ちも考えない「独りよがり」な行動だったということ。自分の気持ちを楽にさせたい、それしか目的がなかった。

2024年4月。
大学4年に進級。立て続けに面接やグループディスカッション、エントリーシートの提出があった。これは今までとそう変わりのない忙しさではあるが、これまでの時点で約5社ご縁がない結果であった。
前回で内定率の話もしたが、再度気になってしまっている自分もいた。5社も落ちて私に未来はあるのか?恐怖心があった。

でもまだ「4月」だ。選考情報が公開されてからまだ1ヵ月しか経っていない。まだ時間はある。そう感じるとなんだか気は楽になっていた。
そして、4月に入ってから、彼と電話をする度に「話し合い」をする機会が異様に増えた。メンタルが非常に弱い私に対して、最初はアドバイスをたくさんくれていた。そこで一番最初に気付けたこと、それは「自分の短所ばかりに目がいってしまう」ということ。ここまで文章を書いてきた中にも、やはり自分の悪いところを多めに書いているとは思う。ここで彼に言われたのは、

「今さら性格を治すのはなかなか難しい」
「反対に自分の長所を伸ばすべき」

確かにそうだ。
ここで自分の長所を述べるとするならば、私は人の意見を真に受け止めすぎる面がある。このnoteの内容にも、色々な人から言われた言葉を記録している。大分前に言われたことも、覚えている。
「素直さ」「純粋さ」
これが一番の強みだ。人の話を上手くインプット出来る、私はこれが出来る。自分と向き合う時間を少しでも設けることで、新たな自己分析にも繋がるのではないかとここで実感した。

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