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ダンゴムシの「ポコちゃん」

とうとう、とうとう、我が家に虫あみと虫かごが導入され、初めての週末を迎えている Kaori です。

娘4才が虫に興味が出てきたこと、最近、公園で遊ぶ子供たちの多くが虫かごと虫あみを持って、蝶々を追いかける姿を羨ましそうに見ている娘を見て、夫が購入しました。

つ、ついに。ついに。この日が来た...。
若干の戦慄を覚える私。

午前中、洗足池公園に、パパと娘が出かけて行きました。

どうしているだろうか...。もちろん、気になることはただ一つ。
果たして、娘は、何を持ち帰ってくるのだろうか??、ということ。

「ただいま〜!!!」

おかえり〜!!!(き、来た〜っっっっ!ドキドキ)」

平然を装い、尋ねる。

「何か持って帰ってきたの〜???」

「うーんとね。ダンゴムシ!!!!

「たくさんかな??(ひーっっっ)」

ポコちゃん、1匹だよ〜!

「お、おぉう...。1匹か...(しかも、ポコちゃん、名前が付いている)」

夫と娘が出かけて行ってから私は、一人考えていた。
虫に興味をもつ娘に対して、私がすべき役割は何か?
一緒に、捕獲は、限りなく辛い...たぶん、触れない。

私にできること、それは、万一娘が持ち帰ってきた時の虫たちの救援だ!

そう。私は、ポコちゃんが、このまま虫かごの中で、干からびる姿は見たくはない。そこで、反対されるかなと思いながらも、娘を諭す。

「ポコちゃん、可愛いね。家に来てくれてよかったね。でも、このままカゴの中だと、ポコちゃん、ご飯もないし、水もないし、お友達もいないし、死んじゃうかもしれないから。今日、満足いくまで一緒に過ごしたら、土があるところに返してあげようね。

ポコちゃんを見つめる娘...。

娘の返答を待つ私...。

「うん、分かった。もう大丈夫。返しにいくーっ!」

あっさり...。

「え、もういいの?」

「うん、もう大丈夫。一緒に、返しにいこーっ」

そして、2人でマンションの植え込みのところに、返してあげました。

虫かごから出して、娘が手にのせ、フリフリするものの、なかなか離れないポコちゃんを見て、「まだ、帰りたくないのかな〜。私のこと好きみたい〜」と穏やかに、さよなら、しました。めでたし、めでたし。

私はといえば、拍子抜けしつつも、安堵

物分かりがいいというか、私と近い感性を持っていてくれたというか、ポコちゃんの寿命が少し伸びたかな?よかったと思うのでした。

とはいえ、ここからが始まり。

基本、虫取り(捕獲班)は夫に任せ、私は、娘が持ち帰ってきた虫たちの命を少しでも繋ぐ救護班として、うまく役割分担をしていきたいと思います。

それでは、今日の東京は、暑いけれど、いい風が吹いていましたね。
みなさま、穏やかな週末をお過ごしください。

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