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身軽な時なんて「ない」。

「人生のどこかで」海外赴任したいと思っている Kaori です。

海外で暮らすことへの希望は、ずっとあって。でも、それなのに。
いつも、何かしら「行かない」理由を探してしまうそんな矛盾。

私のキャリアを考えれば、やりたいと言えば、おそらくCOVID-19が落ち着いた瞬間にでも、海外に赴任する話が舞い込んでくる、と思う。今までだってそうだった。海外赴任の可能性はある。手をあげるだけ。チャレンジするだけ。でも、いつもいつもそれを悩んでしまう。

いつだって、海外に行かない理由は湯水のごとく...。
「今」海外赴任をしない理由を考えれば、恐ろしいほど出てくる。

・単身赴任で行くのか?
・4才と1才の子供達はどうする?連れて行く?ワンオペ?
・夫に休職してもらう?夫のキャリアに傷がつくよね?
・保活をあんなに頑張って入れた保育園を退園するの?
・帰国後、保育園の空きないかもよ?また保活やり直し?
・買った家はどうするの?誰かに貸すの?うーん、住まわれたくないな。
・現地で、保育園探すの見つかるかな?子供達は馴染めるかな?
など ...
(因みに、私は幼児期に海外に住んだ経験があり、その出来事は、その後の自分の人生を形成していく上で、欠かせない大切なピースになっている。)

あぁ、こんなに悩みが多いなら、もっと身軽な時に海外に行っておけばよかったーっ!!!!と叫びたくなる。でも、それもただの言い訳だ。

振り返ってみると、身軽な時は身軽な時で、何かと理由をつけて、海外に行くことを選ばなかったではないか。遡れば、最初は...

大学時代。
私の出身校には、イギリスの大学との単位交換プログラムがあった。それを少しだけ考えた。でも、やめた。所属していたサークルで、副会長をしていたから。責任のある仕事をそこで投げ出すのはだめだ、と考えた。自分の中の代替案として、アメリカ人の先生の研究室に入った。

入社後3年目頃。
MBAの取得に際し...、米国の大学に留学してのMBA取得を考えた...ちょうど結婚の話があった...。今はだめだ、と思った。ここで留学したら、彼氏(今の夫)と別れることになるかもしれない。結婚後も、まだチャンスはあるはず。今は、挑戦する時ではない。

入社後5年目頃。
無事に結婚した。さぁ、米国留学どうする??まだ新婚ホヤホヤ。今はだめだ、と思った。ある意味、成田離婚は避けたい。今は、挑戦する時ではない。でも、早く勉強したい。代替案として、日本の大学でのMBA取得の道を選んだ。でも、正直、今でも....自分の中で挑戦をしなかった。妥協してしまった。という、モヤっと感が心の奥に残っている。

そして、今に至る。

そう、私にはずっと前から、何度も何度も「海外で暮らすこと」のチャンスがあったが、それを選んで来なかった。何かと理由をつけて、行かないという判断をしてきた。誰かに止めろと言われた訳ではない。自分で、決めてきたのだ。人生に「身軽な時」なんてない。そして「人生のどこかで」なんて言っているうちに、きっと寿命を迎えてしまう。

家族がいないから「身軽か?」と考えたら、全くそんなことない。それなのに、時々後輩に、海外赴任するなら、結婚する前の方が身軽でいいよとか言っていることに気づく。「大きなお世話だ!偉そうに!!自分は、結婚する前だって、海外赴任を選べなかったくせに!」と思う。大反省...。

夫に、そんな話をすると...
「家族の海外転勤のための休職制度はあるよ」と言う。

だから、いいよとも、ダメだ、やめてくれ!とも、彼は言わない。
「休職制度がある」と言う事実だけ、教えてくれる。彼は、そういう人だ。

どうしたいか?は、きっと、私に委ねられている。

人生は一度きり。じゃあ、どうする?どうしたい?自分はどう生きたい?
そんなことを、ぐるぐると考える木曜の夜。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それでは、良い夜を。

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