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自転車は1日で乗れるもの...?
娘を見ていると、私たちの小さい頃の涙ぐましい努力は、いったいなんだったのだろうか?と思わずにはいられない Kaori です。
皆さんは、いつどのようにして自転車に乗れるようになりましたか?
私は、そりゃもう、泣きながら、父に指導され、何度も転んで、何度も怪我して、でも、何度も立ち上がり、そんな努力に、努力を重ねた末、自転車に乗ることができました。
同じ世代の方々は、皆、似た経験があるのではないかな?と思います。
まず、補助輪で練習をする。ここは、それほど難しくない。
それなのに、補助輪を外した瞬間、まるで、全く違う乗り物になったかのように、自転車に乗れなくなる。怖くて、怖くて、仕方がない。
転ぶ、うまくできない、膝を擦りむく、涙も出る。
でも、何日も、何週間も練習して、やっとこの日を迎える。
そう。父のサポートなしに、一人でこぎ進めることができる日。
父が自転車の後ろを支えてくれながら、こぎ進める。
「離しちゃダメだよ!離さないでよ!!!」と叫ぶ私。
「大丈夫、大丈夫!離してないよ〜」と言う父。
そして、だいぶ距離が進んだところで気づくと、父の声が聞こえない。
後ろをチラ見すると、父が居ない!!!!
「自分でこぎ進められたね〜」と遠くから叫ぶ父。
「本当だ!自分でこげた〜。やった〜。」とニンマリする私。
でも、嬉しいのも束の間、父がいないと分かった瞬間、怖くなり、ハンドルが急にグラグラしてくる。うまく着地できれば良し。そこで、転んで、また泣くも良し。めでたしめでたし。一人で、自転車に乗れた記念日。
このイメージが強いので、今の子供たちはなんともサラリと自転車に乗れるようになってしまうことか...と驚いてしまう。
娘には、2歳の誕生日にDバイクをプレゼントした。それに乗っていたのもあるかもしれない。うちの子供が使っていたのは、こちら。
夫が娘と一緒に選びに行き、買ってきた。スムースに自転車に移行できるようにと、ブレーキが付いている。もちろん、ペダルはない。
ずっとこれに乗っていたのだけれど、つい先日、公園で保育園のお友達が自転車に乗っていているのを見て、娘のハートに火が付く。
「私も自転車に乗りたい!」
自転車に乗っていたお友達はまだ3才半。私も驚く。あれ?自転車って、3才半で乗れるんだっけ?
その日、娘はその子の自転車を合計30分ほど借りて、一人で練習に没頭する。(新しい自転車なのに貸してくれて、本当にありがとうございます!)
「ママ、ハンドル持って一緒に走って!」と言うので、もちろん手伝った。でも、それは時間にして、ほんの10分程度。
すると「もう大丈夫!一人で練習する!」と言う。
「は、早いっ!」
30分経つ頃には、普通にペダルをこいで、10mくらい進んでいる...。
「え???すごいね!すごいすごい!!!」驚いてしまう私。
誇らしそうに、ニンマリする娘。
今の子は、自転車に挑戦して、その日中に乗れてしまう。そして、何よりも転ばない。グラつけば、ちゃんと足を付いて停止し、転ぶ時も自転車だけを上手に倒す。な、なんだ、この小慣れた感は?
私の苦くて、でも嬉しい思い出は、なんだったのだろうか。
次の日、夫は、在宅勤務を早々に切り上げw、自転車を買いに行く。
即断即決、迷わない4才児は、その日、とてもかっこいい白い自転車に乗って帰宅。(コロナで人気が集中していて、オンラインでの購入はまだ難しいかも)
そのあと、再度真っ暗になるまで、自ら練習を志願し、今では、スイスイ乗れている。スピードは、格段に出るようになったのに、まだブレーキの精度に心配があるので、親はさらにヒヤヒヤものw
娘を見ていると、自転車の練習は、根性論じゃないんだな...と思う。何よりもバランス感覚が大切で、それが身につけば、子供はすぐに乗れてしまう。
「親と子供の苦くて嬉しい思い出作り」の点からは寂しいかもしれないけれど、私たちが経験した苦労なんて経験せずに、最新の武器を使って、乗り越えてしまうのであれば、それが一番いいと思う。
その分、浮いた時間でもっとたくさんのことを経験しよう、パパとママの思い出は、別のところで、もっとたくさん作っていこう、と思う今日この頃。それでは、皆さん、蒸し蒸し暑い日が続きますが、体調に気をつけながら、過ごしていきましょう。
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