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これからの漫画のマーケティング戦略

とうとう、鬼滅の刃に手を出し、大変なことになっている Kaori です。

多くの人がご存知の通り、わずか20巻足らずでシリーズ累計6000万部を突破した大ヒット漫画。時間がないけれど、世間が熱いうちに、どうにか追いつきたい...

私が、これに手を出してみようと思ったのは、やっぱり、この6000万部という数字です。当たり前だけれど、各巻が平均300万部売れているの??出版不況は何処へ...??ど、どういうこと???と衝撃を受けたのが、きっかけです。この脅威的な数字をトピックスにしている記事は山ほど、ありますので、知らないという方は、一度目を通してみてくださいね。

それに加えて、以前、noteで投稿しましたが、これからは、世の中の感情が動いているものときちんと向き合う、と決めたことも大きいです。


正直、ちょっと前の私なら、「大人になって、漫画とか、アニメに時間を使うとか超暇人だね...。」(最低なコメントですよね。分かっています。だから、もうそんなこと微塵も思いません...)といった、どえらいところからの上から目線で、素通りし、この漫画を読むことも、なぜ流行ったかを考えることもないままやり過ごしたと思います。

この作品がなぜ流行ったかは、色々な方も分析されているし、私が、一番分かりやすい&面白いからぜひ読むように!というパワーを感じたのは「中田敦彦のYouTube大学」なので、ぜひそちらを見てください。
私には、そこまで語れるほど、作品の理解と知識が進んでいません。

ただ、私のように、か〜な〜り〜、出遅れた人も、どんどん後から巻き返してファンになっているのは、中田敦彦さんも言っている通り、配信環境が整ったから!というのが一番大きい、のだと思います。

この漫画は、1巻〜6巻くらいまでにストーリーがアニメ化されて、その後、指数関数的に漫画そのものの出版部数も伸びているというのが、今までと全く異なるようなのですが、このアニメが、今は、Hulu、Netfilix、Amazon Primeなどで、配信されているわけです。タイムリーには見過ごした人が、今からでも簡単に視聴できる環境が整っています。

この作品にとっては、多くの人が、Netflixなど何かしらのサブスクするきっかけとなったコロナも追い風になったかもしれません。そんな環境下、とりあえずアニメだけは見てみるかと始めた人が「続きも見たい!」となって漫画の発行部数が伸びることは、容易に想像できます。

私も、鬼滅の刃のアニメを実際に見て、この売り出し方は、最近、一般化してきた「絵本の無料公開」や「ビジネス書の一部無料公開」と近しいマーケティグ戦略、のように感じました。

この戦略がうまくワークするためには、もちろんコンテンツが優れていることを大前提とした上で、一つ、本編の連載がまだ継続していること二つ。アニメは全体のストーリーの一部をうまく切り出し、続きも気になる!と視聴者が思う終わり方をしていること、この2つに尽きると思います。

それが、完璧にコントロールされていることが、この結果を生み出したわけであって、これは、本当に、現代のネット環境、デジタル環境をうまく活かし、アニメを漫画の広告に使った戦略だ、と勝手に関心しちゃいました。

鬼滅の刃のヒットを踏まえて、これからの漫画の売り方は「アニメを広告として使う」が、基本になるかもしれませんね。うーん。勉強になりました。

これからも、漫画やアニメが、時代に合わせて変化し、今まで以上に日本が世界に誇る伝統芸能であり続けて欲しいです。

それでは、これからも元気に、せっせと漫画を読んで、時代に追いつくように、過ごしてみたいと思います。

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