見出し画像

「希望の丘」という歌のこと

「希望の丘」という歌は自分が作った歌の中でもお気に入りのひとつで、「最低でも100まで生きたい、願わくば200まで生きたい」という歌詞ではじまります。どうしてそう思ったのかというと、生きていくうちに大切だったけど失くしてしまったものやいつの間にか無くなってしまった場所、そしてもう会えない人、そんなのが増えていく。そのぜんぶをひとつ残らず覚えていたい。自分が生きてる限りずっと忘れないよ、忘れないように歌にしておくよ。そんな気持ちでこの歌を作りました。だけど100も200も生きてたら、その時間のぶん失くしていくものも増えていく。それはとても怖くて、ときどき死んでしまいたくなるくらい。この歌は、大切なものをたくさん失くして悲しくてもさびしくてもそれでも生きねばならぬ!という、静かな決意の歌です。タイトルの「希望の丘」とは通っていた小学校にあった岩を積み上げたようなジャングルジムで、自分の名前(希望と書いてのぞみと読む)と同じなので愛着があり、そこからもらってきました。校庭の隅っこのあの小さな丘もきっといつかなくなってしまうんだろうな、でも忘れないよ。


▼希望の丘/のらえもん
https://soundcloud.com/boku_nolaemon/tsvdr52fawkc


この記事が参加している募集

私の作品紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?