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言葉に

寝れなくてふと、好きな作家のブログを初めて読んだ。

携帯のメモ欄に乱雑に書き出された単語と、全く関係性のない意味不明な言葉達。

顔も知らないその人から生み出される言葉が好きだった

同じ時間に同じ世界、同じ日本で生きている誰かが私と違う景色を見て、違うことを感じて、

隣で同じものを見た人もきっと違うことを感じていて

そんな誰かから生み出された言葉は、その人の人生を一瞬だけ、自分のモノのように感じられる気がするから、私はずっと本が好きです

何かに飲み込まれそうな夜
自分を救ってくれたのはいつも、誰かが書いた文章でした。

何回も読んだ本、ふと流れたきた言葉、好きな曲の歌詞、手紙。
顔も名前も知らない相手と交した適当なやり取りにだって、救われた夜もあった。

誰の世界にも孤独はある
孤独を美しさに変換できる人が好きです。

寂しい人が集まる夜、誰かの言葉に溺れる

私はそんな誰かの、ちょっとした居場所になりたい






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