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Photo by
rumaru
絶望の詩
午後十時、
ニュースが語る残酷は
いつになったら終わりが来るの
世界からぽつり、ぽつりと、
輝きが失われてく、蝕まれてく。
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蓋の上「守る!」「救う!」と言うけれど、
蓋の下にもあるよ、
命が。
恐ろしい、自由や平和、平等が
キョウキにみえて眠れやしない。
目の前で希望の笑顔奪われた。
何も出来ない僕は無力だ。
「しょうがない」過剰に与え腐らせる。
死に損ないの無様な姿。
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現実を直視したまま動かない。
目に焼き付ける、脳裏に刻む。
楽しみで眠れなかった少年は
明日を怯える大人になった。
「生きる」とは、息をすることだけなのか。
「生きていく」へと変えていこうか。
午前二時、死んだ目をして横たわる
傷む未熟に脈打つ孤独。
絶望の深淵でただ見つめてる。
横たわってる自分自身を。
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