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鬱鬱くしい詩
現実は知れば知るほど悪質で、
思ったよりも残酷だった。
苦しい。どうせ傷つく世界なら、
平気なふりして僕は消えるよ。
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「死にたいの?ねぇ生きたいの?答えてよ?」
病魔は夜に囃し立てる。
ねむれない僕を、そっと包み込む、
0.5mgのやさしいのろい。
もういっそ、このまま一生、なんてね。
だけど長生きなんてごめんだ。
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夢から覚めても、悪夢が始まる。
行方知らずの平穏な日々。
交差点、駅のホーム、歩道機、
屋上、自室で、思い止まる。
胸の内、底なし沼の自己嫌悪
ラクになるなら飛び降りようか。
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あの頃の、自分の笑顔を裏切った。
後ろめたさに押し潰される。
嘆いても、変わらないのはわかってる。
僕を守るのは結局僕だ。
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