SIer脱出してきた人の話を「5つの学び」にまとめてみた
これは「SIer脱出を語る Advent Calendar 2019」の12月1日の投稿です。
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kiitokというエンジニアによるエンジニア向けの転職支援サービスを運営しています。
これまでにSIer脱出に関連したmeetupを2回開催してきました。
そこからキャリア戦略策定の思考方法、方法論について共通して語られていること、個人的に重要な学びと感じたことを5つにまとめてみました。
1.あえて「自分ファースト」で考えること
人生は短く、一方で人生は長い。時間は全員に共通に配賦された資源です。
自分の時間に価値を感じない、自分に時間に充実を感じないとなった場合に、自分ファーストで思考し、自分のためになることは何か?を前提に考えることが大事です。
人生は自分勝手で良いと僕は思っています。
リブセンス竹馬さんのLT「SIer脱出を語るMeetupLT」より
ピクスタ星さんの「Webエンジニアになるための戦略と戦術」より
2.転職の目的を「成長」にする
転職をするときに「なぜこの業界なのか?」とその業界に関わる理由を探すことを考えることがあるかもしれません。
一方で実はそれはそこまで大きなissueではありません。ただシンプルに自分がエンジニアとしてもっと成長できることだけを目的にしても問題ありません。
「本当にやりたいこと」なんて別にわからなくてもいいんじゃないかなと。
ピクスタ星さんの「Webエンジニアになるための戦略と戦術」より
pringたちばなさんの「1年で脱出したジュニアエンジニアの話」より
マネーフォワードくりまおさんの「メーカー系SIerを脱出して1年が経った。」より
3.多様な選択肢を理解するための転職活動
一方でいざ転職活動をはじめようとすると、選択肢の多さに困惑します。
「そもそも自分は何をしたいのかわかっていない。」
「どんな企業があうのかわかっていない。」
「というか、企業の数が多すぎてどう絞り込んでいいかわからない」
この問題を解決する方法は、たくさんの企業とあってまずは直感的にでもよいから自分との相性を判断し、そこでの学びを抽象化することで、自分はどのような環境が良さそうなのかを判断できるようになります。
プレイド池上さんの「本当にやりたい仕事なんて転職活動しないと見つからない」より
4.アウトプットは自信をつけるための道具である
ブログ投稿、ポートフォリオ、資格取得などのアウトプットは転職活動における実績を示す材料としても、成長角度を示すためにも大事な材料となります。
ただ話を聞いている中で見えてきたのは、アウトプットによって生み出されるのは自信という資産なのかもしれません。
自分でもこんなに人の役に立つ記事がかける、自分でもこのレベルのものはつくれた、難しい問題にぶつかった時に自分でソースを調べて解決できた。
これらの制作過程や制作結果によって生まれる自信が最大の価値かもしれません。だから、まずは自分に自信をつけることだけを目的にしてアウトプットをつくりはじめても良いかと思います。
ピクスタ星さんの「Webエンジニアになるための戦略と戦術」より
イノーバ上田さん「Webアプリ開発未経験者が SIer脱出時にやるべき3つの準備」より
5.脱出というよりは「卒業」の方が適切かもしれない。
脱出という言葉は池上さんの「完全SIer脱出マニュアル」から拝借させていただいており、一定の惹きを作る意味での言葉でもあるという理解で使っています。
しかしながら、この脱出というキーワードの意味としては「負から抜け出す」という印象をもつ言葉でもあります。
ですが、実際に脱出された方の話は、とてもフラットかつ合理的に自身のキャリアのあるべき論から語られており、決して「SIerのディスりと、Web業界の光」を伝えているような類のものではありません。
「自分自身が充実感をもって働くためにはどうあるべきか?」そしてそれが「結果的に社会のため」になる。その思想から語られています。
だから卒業という言葉の方が適切かもしれません。
リブセンス竹馬さんのLT「SIer脱出を語るMeetupLT」より
池上さんの「エンジニア×〇〇 ~職種を「越境」して希少性を出すキャリア~」より(脱出関連のmeetupの登壇資料ではありませんが、とても良いLT)
僕がやりたいことは、楽しく働いてほしいだけ
最後に常に思っていることを一言でまとめたツイートを貼っておきます。
もっと自分勝手に楽しく働きましょう。
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12月もkiitokは様々なmeetupを開催予定です。ぜひご参加ください。
転職について検討している方は、kiitok専属の現役エンジニアでありキャリアアドバイザーの転職相談1on1(無料)をお使いください。
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