黒歴史は本当に黒歴史か

先日、大学で「ブログにいいねついた~!」と喜んでいたら、同じコースの子たちから「読むね!」と言われてしまいました。コースの子たちは本当にいい人たちばっかりで、頑張っている人を否定するような人なんていないし、面白いことに興味をたくさん持ってくれる人ばかりで、またも、自分は運がいいなと思ってしまいました。

普通、同級生にブログやってる奴いたら、バカにしに来るやついますもんね。私、これ中学、高校時代だったら絶対やってないもんなぁ。感謝。

まぁ、始めようと思った当初はいろいろと書きなぐってやろうと意気込んでいたのですが、前回のを見ていただければもう、保守的な、もはやアルファ米レビューだし、開始数日で同じコースの子が読んでも大丈夫なのか不安になるくらいの黒歴史になってしまいまっています。

黒歴史、と聞いて皆さんはどんなことを思い出すのでしょうか。小学校のころの恥ずかしい出来事、中高生のころの痛い言動、恋人に言ってしまった甘い一言・・・などなどきっといろんなことを想像すると思います。

正直、私は最近「これ自分、将来成功しなかったら全部黒歴史にならないかな…」と過去の作品を観つつ考えていました。

自分の考えとか、思想、アイデンティティ、性癖なんかを入れ込んじゃうわけですから、後々見たら、自分を世の中にさらけ出しちゃってて、しかも自分の書いた文章や撮った映像や選んだ音楽で。改めて思うと、めちゃくちゃ恥ずかしいことなんじゃないかと思ってしまいました。なんだかクリエイター失格なこと言ってる気がしますが、これって私にとって大切なことだなって感じているんです。

私は、普通の会話で自分のはっきりした感情を出すのが少し苦手でした。

その根本には好きなものをバカにされた経験や、作品を作っている行動、夢を追っていること自体をバカにされるなんてことがあり、自分をさらけ出すことに対して「恥ずかしい」という感情を植え付けたられたことからだと思います。

ですが、映画作りを始めたときから、少しずつ変わっていきました。

あれが好きで、ああいうことは嫌いで、こういうことに怒って、こういうことに興奮する。こういうときにこんな感情が出て、でも自分の友達はこんな感情を持つだろうな、なんてことを無意識的に作品にすることで、昇華出来て、言葉にもすることができるようになっていました。だからこそ、絶対に作品が浮かばないということがないんです。こう書くと恥ずかしいこと、とも思えてこなくるんです。

好きならそれでいいし、作りたいと思ったもの作って、夢中になれることは最高だと思います。だから、私は、映画作ってる時が一番生きてるなって思う瞬間です。

好きなものが恥ずかしくなったら、犯罪以外ならどんな手を使ってでも正当化してやればいいし、たとえ作ったものが未来で黒歴史と言われようが、今、自分の歴史を刻んでいる感覚があるならば、刻み続けるだけだと思います。

うわっ、恥ずかしいこと言ったよ…!言っちゃった!この記事もう黒歴史だよ!みんなもう閉じたほうがいいわ…………!

(そんな私の作品を黒歴史にしないためにも……1番最初の投稿に映画のURL貼ってあるので見てほしいです…お願いします……)

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