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数少ない広角フィルムカメラが来た。

出先でフィルムカメラを使いたい…
そのためには、すぐに取り出せる小ささと、片手でもAFの効くコンパクトフィルムカメラはとっても使い勝手がいいですよね。

初っ端から通販ショップみたいですが。

片手が荷物でふさがっていてもフォーカスを合わせてくれて、巻き上げも巻き戻しもしてくれるなんて、夢のようなフィルムカメラ。

ですが、巷で流行っているコンパクトフィルムカメラは焦点距離が35mmや38mmが多く、どうも自分の被写体であるツレとの距離感が近いなぁと感じていました。

そもそもの前提として写真を撮る時の心構えとして2パターンあって、
「あ!なんかいい構図!ここに立ってもらって、パシャ」
「雰囲気がいいいいい!パシャ」
のどちらかなんですが、その時持っているカメラによってマインドも変えていまして、
コンパクトフィルムカメラの時は後者です。

(前者はバケペン持ち出している時)

つまり、距離を取っている時間はないのです。

すぐ撮りたい。いますぐ撮りたい。

そんなときに28mmはとてつもなく強い味方なのです。

バスの中、隣が最高な雰囲気の時にパシャ。

この写真は35mmなので、、近っ!
と感じてしまいます。

人によってはこの画角がいいって方も多いと思います。流行ってるフィルムカメラが35mmくらいの焦点距離なので。

しかし近い被写体を撮って、その周りの情報も入れたい。
せっかくその場所にいるんですから。

そこで広角のコンパクトフィルムカメラがないかと探したところ、パッと目に付いたのが

・Minolta TC-1
・Nikon 28Ti

2つとも7-8万円程の中々いいお値段のカメラです。

しかし一眼に比べればいつ壊れるとも分からない剛性の低いカメラにこの値段はさすがに出せないので、もっと安いカメラを探しました。

その結果見つけたのが、お馴染み

Autoboy

しかし見つけた機種はあまり情報もなく、使っている人も少ないもの。

Autoboy WT28

名前の通り焦点距離28mmのAutoboyですが、
じゃあ「WTって?」という疑問。

これは「ワールドトラベラー」の略で、

世界中で撮ることを考えられたカメラです。

世界中の主要都市を選べば、その日時に設定してくれるから時計にもなる、海外旅行用万能カメラ。
さらに自撮り用に地面に置くと少し上を向かせることもできる機能もついているため、人に頼まなくてもいい機能もありコロナのこのご時世には打って付けのカメラです。海外旅行には行けませんが。

お値段は、お高いコンパクトフィルムカメラの1/10以下です。

これは買えと言っているようなもの。
即買いしました。試してみないとわからないですからね。

遅くなりましたが、結論、最高です。

言葉で表すより写真で、以下作例を載せておきます。

いい!と思ったら撮るので、構図なんていいんです。36枚も撮れますし。

デメリットだけ上げるとすると、
・電源を入れるとまずは48mmレンズになること
・電源オンオフが固い
・他のコンパクトよりでかい

ひとつめの48mmになるってどういうこと?と思いますが、このカメラ、焦点交代式になります。

28mm⇔48mmをボタン一つで交代できるのです。

機構はズームですが、感覚では交代。
使ってみないとわからない驚きがあります。

3つ目の大きさについてはずんぐりむっくりです。
持った感覚はAutoboy panoramaで、
女性の手には大きめで掴みづらいくらい。
実際男でも掴みづらいです。

まだフィルム2本しか使っていないので雑感ですが、こんな方にオススメです。

・近い人を周りの雰囲気も入れて撮りたい

以上!

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