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フィルム自家スキャンのすべて(第二回)

第1回から少し経ってしまいましたが、

今回はフィルムスキャンについて、必要機材をご紹介したいと思います。

では実際に用意するものですが・・・

①カメラ

②マクロレンズ(標準でも中望遠でも)

③三脚

④安定した光源

⑤デジタイズアダプター

⑥PC

⑦RAW現像ソフト

以上7点と、後は時間と場所が必要になります。

それぞれの紹介をしていきますと、

①カメラ

もちろんデジタイズするのでデジタルカメラをご使用ください。

あとデジタイズアダプターはフルサイズ換算で作られたものになりますので、APS-Cセンサーのものでスキャンできるかどうかはわかりません(画角に収まらないかも?)

②マクロレンズ

デジタイズアダプターは1:1のマクロレンズが推奨されているので、「等倍マクロ」をご使用ください。

アダプターを使用しない方は等倍マクロでなくても問題ないかと思います。

③三脚

作業を円滑に進めるためにも、できれば欲しいものです。ですが、これは光源を何にするかにもよるので、ケースバイケースでご使用ください。

④安定した光源

「安定した」というのは、蛍光灯とかではなく色温度が一定であったり、光量を一定に出力できるものという意味になります。

あと、できれば広範囲のものがおすすめです(太陽でもできるかも・・・?)。

ちなみに私はストロボを使用してます。

⑤デジタイズアダプター

こちらが私の使用しているアダプターになります。

すぐにでもスキャンし始めたい方は購入して直接聞いていただくか、もしくはネットを探したほうが早いかもしれません笑

⑥PC

ネガポジ反転をするためにPCが必要です。

最近はスマホのアプリでもネガポジ反転できるものがあるようですが、本当かどうか・・・

⑦RAW現像ソフト

ネガポジ反転のために必要です。

自分はLightroomはもう使用していないので、Luminarでこの作業をしています。

すでにそのためのプリセットを15個以上作成しています。その中から毎回写真に合わせてあてて、微調整を繰り返す、という流れになります。

以上がスキャンに必要なものになりますが、いかがでしょうか。

フルサイズカメラからすべて用意するとなれば、6万円くらいは必要になるかなという計算ですが、諸々揃っている方は2万円~くらいで作業環境が整うかと思います。

もし2万円の出費だけで環境が整ったとしたら、どれ程スキャンすれば元を取れるかというと・・・

フィルム現像+スキャン代=1000円のラボがあったとすると、現像だけ頼めば500円ほどでしょうか。

ということは単純計算で、20000円÷500円=40

つまり40本以上スキャンすれば、お店でスキャンするよりも安くつき、それ以降はどんどん得をしていく?という計算になります。

果たしてこれからフィルムでどれ程撮影していくのか、その40本をスキャンする時間でもっと他のことができるのではないか。そんなことも考えてしまいますが、自分で撮ったフィルムを自分で写真として成立させることに意味を見出せる方であれば是非チャレンジしていただきたいと思っています。

ちょっと自家スキャンを試してみたい!という方は郵送でネガを送っていただければ、こちらでスキャンさせてもらいますので、もしいらっしゃれば・・・ご連絡お待ちしております。

次回、まだ力が残っていれば、ネガポジ反転のやり方をご紹介できたらと思います。

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