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余命10年という映画

こんばんは。
今週も、皆さまお疲れ様でした。

古着屋さんの発信するnoteではありますが、
今回はどうしても「余命十年」という映画を
観ての感想を綴らせていただきます。

なんというか、
綴らずにはいられなかった。

もうご覧になられた方には、きっと
この気持ちの高ぶりを理解していただけると
思います。

冒頭から、映像の美しさに心を掴まれます。

見終わってから、もう一度冒頭の映像を見返すと
もっと、もっともっと美しく見えます。

私たちが「生きて」いる世界は
こんなにも美しくて、素晴らしかったんだと。


正直言って、
私個人は生活の中で
寿命は気にせず生活しているけれど
(考えないようにしているとも言える)

つい自分の人生が
永遠に続くかのように、
時間を無駄にしてしまったり、
笑うのが嫌になったりしてしまいます。
もういやだといろんな役割を放棄したりします。
無愛想になったり、
欲望のままにもっと、もっとと物や心を
欲しがります。満たされている部分を忘れて。


いつか、死ぬし、としか思っていない。

でも、今この場で
余命10年と宣告されたら?

今生きている、この何でもない喜怒哀楽の
ある普通の時間が
なるべく長く続くようにと願い、祈ります。

あと10年だ?短い。短すぎる。
大切な人のその先の出来事や変化を
見れない自分を呪い、
忘れてしまうことが怖くなります。
その逆も。

だったら
愚痴れることも、落ち込むことも、もう嫌だと
泣くことも、一日棒に振るようなことも
なるべくちゃんと心を感じたい。

そして、
そばに大切な人がいる人生が素晴らしい、
この人がずっと幸せで有りますようにと
願える人がいること、
どれだけ恵まれていることか心に刻みたい。

そうやって、主人公 まつりちゃんと一緒に
自分の目の前にある光の色、
見ている世界の捉え方が
どんどん変わっていきます。 

自分の心が本当は幸せであるんだって震える。
泣かせてくれます。泣きます。

心がどうしようもなく苦しくて、
幸せで、悲しくて、一緒にエンディングまで駆け抜けた、そんな映画でした。

俳優さんも、全員素晴らしく、大好きです。

小松菜奈さんは自然体の中に、芯の強さがあって、
矛盾した自分の心を、淡く繊細に表現されていました。

坂口健太郎さんは、毎回なんですけど
役柄が人柄なんじゃないかというくらい
溶け込みながら、
優しく強く生きる心を見事に演じていらっしゃいました。

原日出子さんも、松重豊さんも、黒木華さんも
泣きの演技がすごかったです。

いや、もう書きながら思い出して泣いてる。←

ぜひご覧いただきたいです♡

翌日、目が見たことないくらい腫れましたので、
休日前夜の鑑賞をおすすめします💓

それではっ♡

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