#第三章

間隔は空いてしまいましたが

お待ちかねの第三章のテーマは

取り組み方


です。

これはやり投げするにおいて非常に重要なポイントだと思います。


スポーツのそのものを上手くなるために。

やり投げを例に例えて話します。

やり投げをしてて65mが自己ベストだとします。70mや75mを目標に練習していて、周りには75m以上自己ベストを持っている選手がいます。参考にしたいので練習を見たり話を聞いたりすると、共通しているのはウエイトトレーニングの数値が高いこと。そしてサプリメントをはじめとした栄養について知識が豊富であることでした。

そこでウエイトトレーニングの強化とサプリメントを効果的に摂取するための勉強を始めました。今までほぼ毎日のように投げていたやり投げを減らしてウエイトトレーニングに充てました。するとサプリメントの勉強の甲斐もありウエイトトレーニングの数値は面白いように伸びていって体重も増えて身体の動きも良くなった気がしていました。いざその進化した身体で試合に出よう!!これなら70mだ!と思って試合に臨みましたが結果は64m。

なんでこんなに頑張ったのに…どうして。

そう落ち込みました。

なぜでしょうか。


答えは簡単。やりを投げる練習が減ったから。

やり投げ選手はやりを投げる練習が1番大事です。それを見失ってウエイトトレーニングばかりして、数値を上げることや筋肉をつけることにこだわって、肝心のやり投げを突き詰めるのではなく筋肉のつき方やセットの仕方などに重きを置いてしまっていました。

やりを投げることを突き詰めること。

やり投げの助走も投げる形も定まっていないのにやれウエイトだ、プロテインだ、と。

努力(?)のベクトルがずれていることまま自己ベストはほぼ狙えないですよね。

毎日やりを投げることは怪我のリスクも考えたらやめるべきです。そのやりを投げない練習の中でどうするか。ウエイトトレーニングをやり投げのどこに繋げるか。を理解しないとウエイトトレーニングもする意味がないし、いくらメディシンボールを投げてもチューブを引いても意味はありません。

間違った認識かもしれなくても自分の中での自分の技術を作ることが必要だと思います。そうすれば他の意見を聞いたときにすっと聞き入れやすいはずです。

トレーニングや栄養とか人から聞いて知識をつけてやってみる。そこまでしましたよ!と、私に言わせたらだからなに?って感じです。

そこまでするのは当たり前で、その先どう自分の中に落とし込んで自分の技術にするのかって話です。

簡単にまとめると、やり投げにはやり投げの練習が最適であって、やり投げじゃない練習をする時はやり投げにどう結びつけるのか。っていう話です。

ウエイトトレーニングは形や重さもかなり大事な要素だけど、それよりもウエイトがどうやり投げに繋がるかですね。

難しいけどそこで向き合うことから避けたら自己ベストはありませんね。

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