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170cm 60kgの平凡大学院生が2年でベンチプレス40kg→100kgに到達した話~メンタル編~

ちょっとひょろめの標準男性(23歳)が筋トレに目覚めて2年でベンチプレス40kgから100kgに達した方法について、「メンタル編」です。ここまでいくのに、筋トレメニュー・食事・睡眠などあらゆる知識と継続的な実践が必要でしたが、それらの土台となっていたのは「自身のメンタル」だと思っています。その気持ちの持ちようと筋トレを通して得られた自信について綴りたいと思います。

初期スペック

年齢:23歳(大学院2年生)
身長:170cm
体重:60kg
お酒大好き。スポーツは好きだけど、筋トレなんて。。。

筋トレとの出会い

筋トレとの出会い方は何でもいいと思います。私の場合は、女の子にフラレたのがきっかけです。。。もともと悩みを人に相談するタイプの人間ではなかったのですが、めちゃくちゃ好きだった女の子に告白してフラレてスーパーしょんぼりしてたので、意を決して研究室のムキムキ友達に打ち明けたら、「よし!筋トレしにいくか!」という流れになったわけです。ちなみにその時の友達はスーパーかっこよく見えました。。。

筋トレ0~2週間目

まだ、この期間はムキムキ友達に連れていかされているという考え方でした。。。当然です、筋肉痛じゃない日がないくらいで、また行くのかよ、って思っていました。ジムに行っても高重量上げる人たちばかりの中、自分はまだベンチプレス30kgとか40kgとか恥ずかしさもあり、気持ちが上がりませんでした。今思えば、どれだけ高重量上げる人でも、初めての時は上がらなかったわけだし、初心者を見下す筋トレマンはいません。むしろ彼らは、自分の頑張りを知っているので、「頑張れ、もうちょっとこうすればもっと伸びるのに」と内心思っているだけだと思います。また筋トレを終えたあとのいい意味での胸のハリと、気分の爽快さは、このときから感じていました。

筋トレ2~4週間目

今振り返ると、この期間に得た筋トレに対する考え方が2年も筋トレを継続できた要因となっている気がします。
この時私自身に起きた事例を3つ紹介させてください。

①筋トレ観を変える本との出会い
②身体の変化や記録更新で得られる成功体験
③筋トレの習慣化

①について、もともと私は筋トレに対しては、スポーツ選手ならまだしも、わざわざあんな重いものを持ち上げて、意味あるのかなという考えでした。それを変えてくれたのが2つの本、「筋トレが最強のソリューションである」、「7つの習慣」。どちらもベストセラーですね。「7つの習慣」と筋トレが結びつかない人いるかもしれませんが、私は超影響受けました。この出会いを機に、「筋トレ=自身を形成する礎」と感じるほどに感化されてしまいました。一応リンク貼っておきます。まじで感動ものなので、買ってもいいかと思います。

②について、こちらも素晴らしいです。これほどまでに、努力と成果が紐づく種目はないと思います。大抵のスポーツはセンスに大きく影響されるところ、筋トレ・食事・睡眠これらに力を注いだ分だけ、結果として現れます。「筋肉は裏切らない」の意味もよく分かります。

③について、こちらも偉大です。嫌と思うことでも続けていれば苦痛でなくなってくるのです。面白いことに最初3週間くらいはムキムキ友達にジムに連れて行ってもらってたのですが、3週間を過ぎたあたりから、私の方から誘っていたのです、不思議ですね。「新しいことでも3週間続けたら習慣化する説」は心理学でよく言われていますが実践しちゃいました。まあ極論、「筋トレ」という行為を「歯磨き」等の日常の習慣と同等のレベルまで持っていけば、自ずと続くのです。

筋トレ1~6ヶ月目

この期間のメンタルは上記の「②身体の変化や記録更新で得られる成功体験」にフォーカスして書きます。
身体の変化については、1~2ヶ月くらいで自分で変化したなと実感できるようになります。2~3ヶ月経ったころには、身近な人に、「あれ、ちょっと背中大きくなった?」とか「鍛えてる?」と言われるようになり、ちょっとずつ自分の成長を感じられるようになります。ちなみにこれ、めちゃくちゃ嬉しいです。食い気味で筋トレハマってますって答えるのは引かれちゃうので、いかにも、「まあ、ちょっとだけどやってるよ。」って言うのが肝です。
これは筋トレ3ヶ月経過したときの上半身の写真です。腹筋は割れ始め、胸筋が少し付いてきて、肩幅も広がってきたと思います。

記録更新については、フォームも固まって、筋肉量も増えてきた3ヶ月目くらいから、ベンチプレスで自重(62.5kg)上げれるようになりたいと思うようになりました。そして筋トレ開始から3ヶ月経過した時には、ついに自重(62.5kg)を上げられるようになりました。ちょー嬉しかったの覚えています。

筋トレ6ヶ月~12ヶ月目

この期間はちょっと悩みの時期でもありました。このまま大きくなって高重量を上げられるようになるのか、体脂肪を絞って細マッチョを目指すか。今思えば、これらをいったり来たりしてしまったのが記録停滞の要因だったのかなと感じています。結局は、高重量上げてるでかい人がかっこよく見えてそちらに重心おいて取り組みました。(なんだかんだ海とかプールの予定入ると、絞りにいっちゃますけど)
身体の変化については、8ヶ月経過でこんな感じ。胸板、肩幅により厚みが出てきました。ちなみに絞れてるときしか写真撮らないので、普段もっとふっくらしてます。。。

記録については、始めた当初よりも伸び悩むこともちょっと増えましたが、長い目で見れば順調。1年経過した時には、ベンチプレスも40kg→80kgに達しました(自重65kg)。このあたりから100kgがちらついてきて、モチベもじわじわと100kgに向かっていきます。

筋トレ1~2年目

筋トレを始めて1年経つ前に、社会人になり、大きな環境の変化がありました。これで大学のジム友達ともおさらば、ここからは完全に1人で突き進んでいきます。家の近くの月額会員のジムに通い始めます。仕事終わりと土日、行ける時間の自由度は学生よりも低めですが、そのかわり行く時間が決まっていてルーティン化しやすかったです。すぐに常連さんに仲良くしてもらって、フォームやメニューの組み方など、いろいろ教えてもらいます。ここでの出会いや、新たな知識など刺激となってモチベーションアップにつながりました。ベンチプレスも85kg→90kg→92.5kgと着々と記録を伸ばしていったとき、想定外の事態が起きてしまいました。
筋トレ始めて1年半ちょっと経ったころです。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、ジムが一時閉鎖、2ヶ月間もジムに行けない日が続いてしまいました。この時の気持ちは、ここまで来たのにもったいない何が何でも100kg上げるんだという思いでした。いつジムが再開するのか分からないまま、自重トレに励んでいました。もはや義務感で続けていたようなものです。
ジム再開後は1ヶ月近く記録も伸び悩みましたが、筋トレ始めて1年と11ヶ月経ったある日ついにこの日が来ました。ベンチプレス100kg成功です(自重68kg)。言葉にならないくらい嬉しかったです、ほんとに。。。

まとめ

2年継続できた筋トレを通して得られたのは、「圧倒的な自信」です。体型に関わるちょっとの体重や体脂肪率の変化、ほんの少しのウェイトの記録更新、これらを目標に掲げ、トレーニングメニュー・食事・睡眠の計画を立てて、実践。上手くいかなければ、その要因を考え、それを解決するためにまた計画して、実践。これを繰り返せば確実に目標達成できるのが筋トレなんです。この小さな「自分はやればできるんだ」という成功体験の積み重ねが、「圧倒的な自信」に繋がります。これが私が生きていく上で何よりも精神安定剤になっています。

追記
ベンチプレス100kg「道具編」も書いてみました。是非参考にしてください。

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