003_「みんなの保健室」
この日は阪大の院生の方々がいらっしゃっていました!「みんなの保健室」に行くといろんな発見と出会いがあり、毎回わくわくします✨
1.「OriHimeには血が通っている!」
AIや自動化が注目を集める時代に、あえて人間が考えて動かすという形をとっているOriHime。この「人間を必要とする」という点がOriHimeに関心を持ったきっかけでした。
実際にOriHimeを使って働いていらっしゃる小田さんや、他のパイロットの方もこの特徴を魅力だと感じていらっしゃるそうです。
プログラミングされて人間のように動く機械も確かにカッコいいし魅力的です。しかし、「ロボットの先に誰かがいる」「人間と対話しているんだ」と思わせてくれるOriHimeは、決して人間とは違う見た目ながら非常に人間らしさを感じるんです。不思議です。
2.OriHimeの活用方法は無限大...?
TwitterやFacebookを見ていると、OriHimeを活用していろんな活動をされてる方々がいらっしゃいます。絵本の読み聞かせやカフェの店員さん、OriHimeで授業を受けられている学生さんもいらっしゃるようです。
今回小田さんには「音楽会で指揮をしたOriHimeパイロットさんがいらっしゃる」というお話をうかがいました🎶
身体障害の有無に関わらず、やりたいことはあるのに家から出られないからできない...という方、意外と多いんじゃないかなと思います。
OriHimeというテクノロジーの力を借りることでできることって、もっともっとたくさんあるんじゃないかなと想像しています。
いろんな人の「これやってみたい」を聞き回ってみたいです☺️
3.OriHimeにこんな機能が欲しい!
院生の先輩方と「OriHimeと一緒にグループディスカッションをするなら、どんな機能があったらもっと良くなるか」というアイデア出しもしてみました💡
「その場で回転、微移動」
→OriHimeは首が動くので、180°弱は見渡せるそうですが、後ろを振り返るときは誰かに回転してもらう必要があります。「ねえねえ」と肩を叩かれたとき、「あ、ちょっとこれ見て」と後ろから言われたとき、身体ごと振り返りたいと思う瞬間はけっこうあると思います。
他にも、大勢で話していて隣の人にちょっと話しかけたいとき、ちょっと移動できたら便利ですよね🤔
OriHimeはうなずいたり、手をあげたり、なんでやねんみたいな動きをすることはできるのですが、使えば使うほど「もっといろんな動作が欲しい!」と思うようになるようです。(小田さん談)
どんな時にどんな動作が欲しいか、いつかいろんなパイロットさんに聞き取り調査をしてみたいです...!✨
「一緒に書く」
→何か企画を考えたりするグループディスカッションの場合、アイデアを紙に書いて話し合うこともありますよね...
そうなった時、OriHimeパイロットさんの側からは紙に書いてある内容が見えにくかったり、一緒に書けない疎外感があったりするようです。
Googleドキュメントのように、OriHimeパイロットさんもその場にいる人も一緒に書いたり、資料をシェアできる仕組みがあったらいいなと思いました!
周りと同じことができず、その場にいても孤独を感じることって、多かれ少なかれどんな人でもあると思います。
OriHimeパイロットさんが疎外感を感じずに、その場を楽しめるようにするにはどうしたらいいのかもっと考えていきたいです。もしかすると、機能を追加しなくても周囲の工夫次第でできることもあるかもしれませんね...
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