そっち、でしたか

先日、中小企業庁の下請け取引調査のヒアリングがありました。
体としては「中小企業に、主要な発注主との間で価格転嫁について困りごとはないか。困っていることを今後の制度設計や行政に活かすよ」というお題です。
一時間半近く、長いインタビューになりまして盛り上がったと言えばそうなのかもしれません。
根掘り葉掘り、で「事業者本人も気づいていないような、不随意の取引、不利な条件」を探り出してくださって、たいへん気づきが多かったです(苦笑)。

「中小企業庁は中小企業の立場で取り引きの適正化を支援します」
さまざまな聞き取り項目でそこを強調されていたのですが、話が深まってみるとちょっと別な狙いが見え隠れします。
どうやら中小企業の経営者に対して「持続的な賃金上昇のために、がんばって取引先に値上げ交渉しろよ。まだ、こんなところこんな取り引きで詰めが甘いぞ」、行間にそうした意図が見え隠れするやりとりになってきました。
そうでしたかー、という気持ちです(笑)。

そうかー、やっぱり「政策」の方を向いてお仕事なさっていますか。そりゃそうですよね、行政機関ですもの。政策に基づいてお仕事しますよね。
弊社、これまで記憶にある間ずっと定期昇給しています。定昇しなかったのはいつだっけ、記憶にありません。ベアも数度行いました。
はい、引き続きがんばります。

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