国が客土をするのは国有地?

報道に「え?」と思ったことがあって記しておきます。
当地の春の風物詩として「客土」が行われている、という報道でした。
地質年代的に泥炭地が拡がっている当地では近代化政策に伴って米作経済への編入が図られましたが、どうやら土地改良の名の下に国策で客土が行われたようなのです。
国策で近代化と開拓を進めていた当時はともかく令和の世で「私有地」に「国(北海道開発局)が客土をしている」という構図はたいへん興味深く思いました。

この「制度」「事業」はいつから始まっているのか、いまはどういう名目・意義で継続されているのか、事業規模はどの程度なのか。これほど情報化された世の中にあって少々調べた程度では手掛かりも掴めません。しいて言えば以下の文献。

http://www.aeca.or.jp/02kaishi/pdf/gjk0090.pdf

これまで通信業界にいて、公設民営(DBO)やPFIといった起業・運営手法を見てきました。件の事業がどの構成になるのか、利益、あるいは補填の負担の配分がどうなっているのかといったことを深掘りすることは、外部不経済になりがちな公益的事業のあり方を探る上で、また労働集約的になりがちなソフトウェアを基軸とする事業で高い資本利益率を生むモデルを構想する上で、参考になるのではないかと考えています。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000124218.pdf
(模式図の参考資料)

この件はひきつづき調べようと思います。

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