IDの所在・保管・維持・運用

日記なのでメモ書き。今朝は関東各地で停電が起こっているそうです。理由はまだ示されていません。興味深い話としては数日前に大規模ば「太陽フレア」が発生し、昨日は日本の広範な地域、愛知県などでもオーロラが観測されたとのことです。太陽フレアを観測していた専門の方々からはその時点で停電や通信障害に注意するようSNS等で発信されていました。無線通信を事業要素としている当社としてもヒトゴトではありません。

さて、今日の本題。
ソフトウェアが現代経済の資産であることのひとつの例は「DX」というトレンド、あるいは令和の企業にとって必達のテーマに表れているということもできそうです。
DXとは「業務消化の手法」のことを言っているのではなくて「価値(利益)創出の構造」の話、つまり手法の導入ではなく構造転換を指していて、”D”igital(数字)が「構造」に組み込まれた「資産」であることを示しているからです。
先日は、当業界でDX商材を扱う方と話をする機会があってまた事業の高度化を考えるさいに大事な切り口に気づかせてもらえたので記しておきます。

ID(Identifier)、です。IDは、デジタル世界(社会)で各々のヒトが受けるサービスや機能を規定する「根本」になるものです。
私たちがインターネット関連事業を始めたころ、IDは「自律分散」のパラダイムそのままに「各組織」が分散保管・管理していました。ですが、これは不合理な枠組みです。
詰まるところ、IDは「個人」に紐づくべきものだから、です。
いま、個人に紐づいて、もうどうしようもないほど普及してしまった「ID」は、なんでしょう、Google、Apple、LINE…そんなところでしょうか。
いずれも「一私企業」に所在・保管・管理されるIDで、本来その所有者であるはずの「個人」の意向を超えて企業の都合で「扱われてしまう」。
ちょっと意味合いが違いますがここのところの事案ですと下記のようなものがあったので記しておきます。

「あるサービス」に紐づけて作ったIDを「ほかの多くのサービスの認証に転用」することにはさまざまな「リスク」「不都合」「不条理」が存在しているのですが、「もはやどうしようもない」というのがその方の見立てです。まぁ実際問題そうなんだよな、とは思います。
それでも、です。
おそらく「IdP」は今後のディジタル社会の「基盤中の基盤」です。
マイナンバーは、どうなるんでしょう。
「自由で民主的な暮らし」を維持・保証できる「基盤のあり方」とはどういうものなのか、当事者業界として責任に自覚的でありたいものだと思います。

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