「上司」の仕事

比較的当社はうまくいっていると思います。組織が小さいから、かな。
ですが、少々大きめの組織になると「中間管理職」の方々の役割がここ数年、「パワハラコンプライアンス」のために激変したとお聞きすることが多いです。
従来「指導」、指導というのが少々「上から」な意味合いを持ちすぎるのであれば「軌道修正」「適正化」でしょうか、そうした行為が「パワハラ」と評価されてしまうリスクがあるため、「仕事の仕方の適正化」を「口頭指導」できなくっているようだなと思います。

「指導」を「ひと(監督者)」から分離して「非属人化」する、「文書化」するってことですかね。するとルールブックが分厚くなって、結局形骸化しないか、とも思うのですが、それでも「不文律」よりはましか…。

「機械化」ですかね。「人事考課」のために従事者の業績・行動の記録の自動化は進んできています(当社じゃまだまだですけれど…紺屋の白袴ですね)。その「自動化」の中に「ルールブック」に照らした「ヴァイオレーション」を警告する仕掛けを組み込んでおく、ということですかね。そうすればルールブックの頻繁な更新にも対応できる…。
…けっこうディストピア感もあるなぁ(笑)。

「中間管理職」の方々の「保護」のためにも属人的監督業務を分離していく流れではあろうと思うのですが、すると中間管理「職」ってなくなっていく(誰かが、AIでなくなる職種に挙げていた気がしますが…)のではないか、ロジックだけだとそうなっちゃいますね。

当社では「執行組織内に上下関係は設定しない」「職域の定義があるだけ」というのが組織デザインの主軸ですが、「監督者」の役割、ちょっとまだまだもやもやするなぁ。

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