理想を思い描き、叶える

企業には事業定義というものが必ずあります。
事業の定義、とは市場、もしくは顧客の定義ということとほぼ同義です。
(執行局面ではここを独断専行で拡大解釈することがしばしば見られます。そのようなことを予防するために日々事業理念の共有と執行状況の確認が欠かせません)

事業家として執行組織全体にいき渡って欲しいと願うこと、執行組織管理者として最優先のことではないかと思っていることがあります。
「自社事業の、顧客の理想を叶えること」

自社事業の顧客の理想は何でしょうか。
現場では「さまざまな事情」があって(それは業務担当者に圧力になっていて)、顧客を「販売相手」、悪くすると自分の業務手順の一要素としか考えない状態になることもあるでしょう。余裕がないのかもしれません。
自分が商品やサービスを購入する側のとき、供給してくれる従事者の方とは「思い」がかけ離れているなぁと感じることはありませんか。顧客になってショップやサービス、商品を選ぶとき、その事業者の事業定義からはみ出すようなムチャな消費者ではないつもりでいてそのように振る舞っていても、提供されたのは残念な体験価値だったことなど。

自社事業の顧客を理解し、自社事業の顧客の理想は何かを把握し、その理想を自らのものとして共有しイメージして、その理想を叶える。

従事者すべてがこのように行動できたらどんな執行組織になるだろうか、その姿を見るにはどうしたら良いだろうか、ここのところそれを思う日々です。

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