愛嬌

今日から7月ですね。当地で6月中から日中の最高気温30℃超えの日があって「まだ6月なのに」ともはや挨拶代わりになっていましたが、7月になったらどんな言葉を交わしているでしょうか。8月末にはフルマラソンが催されます。その練習なのか炎天下に走るひとの姿も多く見かけます。ともかく安全を祈らずにいられない、そんな日和です。
月もあらたまった初日ですので、できるだけ前向きな話題を選びたいと思います。

先日、夢を見ました。幼児がはしゃいでいる夢で、知っているひとのようでもあり私のようでもあり。はしゃぎすぎていていろいろと「しでかし」ますが、とにかくそれが愛らしく微笑ましいのです。周りはけっこう振り回されますが一言で言えば楽しくまとまっています。私は、その子に「指導」をするものかちょっと考えましたが、安全だけを確保してそのまま遊ばせることにして一緒に楽しんでいました。夢ですが(笑)。

親の話によれば私は前述の夢に出てきたような活発な、と言えば聞こえの良い、夢の中「大騒ぎ」の「冒険王」な幼児だったようです。実際、骨折するようなムチャもした話はここにも書きました。
そして、私自身はその「粗忽もの」っぷりにたいへん悩み、それを嫌いまして、生来の負けず嫌いエネルギーを総動員して「粗忽」を抑え込み、「思慮を先行させて」「周囲と調和し」「合理的に」行動する人間になろうと努めました。
まあまあそうなったかもしれません。が、先日の夢で思ったのですが、夢に見た子の方が近くにいて楽しそうなんですよねぇ(笑)。

先に考え、合理的な言動に努め、人づきあいでは一貫性と筋目を第一にし、要するに「つき合いやすい」ヒトであろうとばかりしてると、「つまらな」さそうですね。
「粗忽」や「不合理」が良いという話ではないですが、「愛嬌」は良いですよね。
ひとづきあいが、ひいてはコミュニティ、社会が明るくなります。
子どもを見ると、愛嬌、っていうのはなにか不完全さと通じるものがある気がします。
ひとそれぞれに備わっている愛嬌は、個々人も会社も、大事にしたらいいと思います。

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