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感情線、無感情。

きみの寂しさとぼくの寂しさが静かに対立している。愛せるか、きみはぼくの寂しさを愛せるか。いつだって傷だらけのきみの体に刻みつけたい。朝が始まる音とともに消える思い出、夜になる瞬間に生まれる感情、負の、傷の、痛みの、あれ。忘れてしまったいつかの思い出たち。いらなかったんだよぼくの人生にお前らの思い出なんて。たぶん。

死に損なった数だけ押し付けられた烙印。
煙になって空気中に霧散するアレになりたい。
生きてる証でしかない痛みが、どこの痛みなのかわかるように、きみの寂しさを飲み込む。

温めたワッフルに託したぼくの 生 
この寂しさがわからなくなるくらい傷つけてほしかった、いつかの記憶とともに、痛みで包んでほしかった、傷跡が、愛してる証明だって、聞いたんだ。

生々しい感情だけが本物だろ。
三日月は昨日も明日も笑っていた。

遺言は残さないから。
サヨナラも言わないから。
約束もしないから。

夜の高速道路に飛びだしたい衝動に抗っているよ。

心の瞬間の共鳴にぼくは文字をそっと添える。無力な言葉に抗って、きみと、ぼくと、せかい。応援してくれる方、サポートしてくれたら嬉しいです……お願いします