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意外と迷ってしまうデザイン。あなたはどっち?

皆様こんにちは。

スーツを購入する際にスラックスの裾口の仕上がりを
「シングル」or「ダブル」どちらにするか店員さんに聞かれて
どっちが良いのか、どう違うのかと疑問に思ったことはありませんか。

そこで今回はスーツのデザイン「パンツ裾口のシングル・ダブル」について取り上げたいとい思います。

それぞれ簡単に解説すると
●「シングル」仕上げについて
シングルという名前は、和製英語で英語名称では「plain」
スラックスの裾を折らない仕様でモーニングやタキシードでよく使用する
フォーマルシーンでは一般的な仕上げ方です。

シングル仕上げ

「ダブル」仕上げについて
シングル同様和製英語で、英語名称は「turn up」
逆にスラックスの裾を折り返す仕様でシングルよりもカジュアルな印象やスポーティーな印象になります。欧米では主流の仕上げ方です。
最近は若い方やファッション感度の高い方を中心にダブルにされている方も良く見かけます。

ダブル仕上げ

裾口ダブルの歴史背景としては諸説様々あるかと思いますが、
その中の1つをご紹介いたします。
20世紀初頭に英国貴族がニューヨークで行われる結婚式に参加するために会場に向かっている途中で突然の雨に見舞われ、裾が汚れないようにスラックスの裾を折り返したまま会場でも戻すのを忘れてしまった。
それをみた参加者が流行のスタイルだと勘違いから広まっていった説です。

「裾を汚さないために折り返した」その見た目がおしゃれに見えたというところから、ダブル仕上げはカジュアルな印象が強いと言われるのも納得ですね。

・ビジネスシーンではどちらが良いのか。
基本的にはシングルが主流となっていますが、
こちらに関してはどちらでも問題ありません。
最初の説明でもある通り日本ではまだ少ないかもしれないですが、
欧米ではビジネスでも主流の仕上げです。
アイテムやイメージによって使い分けをすると良いかと思います。

例えば、シングルはダブルに比べるとフォーマルな印象や
すっきりとした印象がある為、スリムスーツで細身に見せたい場合はシングル仕上げがおすすめです。他にも標準からゆったり目のサイズ感で丈感を長くとりたい場合にもおすすめです。
※例えば細身サイズのダブル仕上げで丈が長いと折り返し部分がややもたついて見えるため
結婚式などのフォーマルシーンでは、基本的にシングル仕上げを選択していただくと間違いないでしょう。

シングル仕上げですっきりとした見た目に


ダブル仕上げは、シングルよりもカジュアルさやスポーティーな印象がある為、ジャケパンスタイルや夏場のスラックススタイル、コットン素材等のカジュアルパンツ。スーツでもカジュアルな雰囲気のチェック柄にした場合などおすすめです。パンツ丈もあまり長すぎない方が相性も良いかと思います。
以下参考画像のようにパンツのサイズ感がゆったり目の場合は、長めでも問題ないです。

ジャケパンのカジュアルさに合わせてダブル

是非みなさまも今回の記事をご参考にアイテムやシーンよって裾口のデザインを「シングル」、「ダブル」と使い分けてみてはいかがでしょうか。
既製品のパンツご購入の際やオーダー時に悩まれた場合は、購入店舗のスタッフへご相談いただくのがベストです。

当店のお問い合わせ・ご予約はホームページよりお願いいたします。
皆様のご来店心よりお待ちしております。

Order Suit NOIR BLANC
松尾


Order Suit NOIR BLANC
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