結婚式の余興を担当してきました。(その 2)
こんにちは、Tomiyama ノ R🔥 (@Ak13H00d)です。
前回こちらの記事を書かせていただきました。
こちらの、続編の記事になります。
余興で作成したもの
1. 結婚式中での動画コンテンツ(その 1 で紹介)
2. LINE Bot と Web サイトを組み合わせたサービス(本記事(その 2)で紹介)
3. 式に来られなかった参列者からのメッセージ動画(その 3 で紹介)
今回は、この LINE Bot と Web サイトを組み合わせたサービス を紹介します。
はじめに
その 1 では、結婚式中での動画コンテンツを紹介していました。
学生の頃から、当時所属していた団体での旅行動画などをFinalCutProXというツールを使って作成していたこともあり、結婚式の余興でも「動画でやってもらえないか。」と話をもらいました。
ただ、私はエンジニアなので、動画に加えてエンジニアらしく結婚式を盛り上げられないかと考えていました。
そんな時に、以前会社の先輩が以下の記事をシェアしていたことを思い出しました。
ちなみに、kiwiさんは技術的に詰まった時に突然連絡をさせていただきましたが、快く質問に答えてくださりました。非常に感謝しております。
話を戻しますと、この記事を思い出したので、新郎に相談したところ、「ぜひぜひやってほしい。」と言っていただけたので、動画作成に加えてこちらのサービスにも着手していきました。
LINE Bot と Web サイトを組み合わせたサービス
「新郎新婦の結婚式に、白い花束の彩りを」をコンセプトに、今回のサービスを作成しました。Web サイトの名前も、それにちなんで、「White Bouquet」としました。
サービスの流れは以下の通りです。
1. LINE Bot に、結婚式で撮影した写真を送信してもらう。
2. アップロードとともに、笑顔度合いの判定値を返す。
3. 特設サイトにアクセスすると、いろんな人が LINE Bot にあげてくれた写真を見ることができる。
結婚式当日に、参列者の方に今回の企画を紹介するためのスライドを用意したり、フライヤーの配布も行ったりしました。
当日紹介したスライドとフライヤー、実際の Web サイトの様子は以下のような形となりました。
サービスのコンセプトや Web サイト、フライヤーのデザインに関しては、同期デザイナーの tomoto(@asawa_yowaiyo)が担当してくれました。
また、技術の話については、こちらで詳しくお話ししております。
では、実際にどのような手順で「White Bouquet」が機能したのかをお話していきます。
1. LINE Bot に、結婚式で撮影した写真を送信してもらう。
LINE Botを登録し、参列者の方に新郎新婦の写真や結婚式上で撮影した写真を、LINE Botに送信してもらいます。LINE グループではなく、LINE Botにしたことで、参列者の方の参加のハードルがかなり下がったと思っています。
実際、参列者数が約80人だったのですが、LINE Botの友達登録者数は49人となっており、多くの方が参加してくれたことがわかりました。(友達数は53人となっていますが、デバッグ協力者として4人ほど引いています。)
(写真は私の友人になりますが、写真を出すのも了承済みです。彼は、式場で最高得点を叩き出してくれました。)
2. アップロードとともに、笑顔度合いの判定値を返す。
上記の画像のように、写真を送信すると、アップロードすると共に、スマイルポイントを返してくれるようになっています。
スマイルポイントの算出においては、Amazon Rekognition というサービスを使っています。このサービスにより、表情認識・画像認識を行い、笑顔の度合いの判定値を返してくれます。
複数人で映ったとすると、顔を認識すれば値を出してくれますが、小さく写り込んだ人も判定しまいます。
また、得点を出す際に、単純に平均を取ってしまうと、どなたかの判定値が低い場合、平均としても低くなってしまう可能性があり、そう言った箇所も対応が必要だったかもしれませんが、そんなに手が回らなかったのが少し心残りです。
3. 特設サイトにアクセスすると、いろんな人が LINE Bot にあげてくれた写真を見ることができる。
Webサイトを見に行くと、それぞれの式の参列者がLINE Botに送信してくれた写真を見ることができます。実際には、このような形となります。
灰色で隠しているところは、送信してくれたかたのLINE名と得点が映っているので、隠させてもらっています。
画面としては、以下の2つを用意しました。
・トップ画面: 参列者があげてくれた写真を一覧で見れる画面
・ランキング画面: 写真に加えて、投稿者名と得点が見れる画面
なぜ2つ画面が必要だったのか
今回の余興は、実は、余興であると同時に、新郎新婦のプレゼント企画としても繋がっていました。
そのプレゼント企画は以下の判断基準にて、プレゼントを渡す、というものでした。
・新郎新婦を撮影して、笑顔の得点が 1 番高かった人
・だれかに撮影されて、笑顔の得点が 1 番高かった人
・新郎新婦の判断で、素敵な写真を撮影してくれた人
なので、新郎新婦のプレゼント企画も同時に行うべく、参列者側の画面と新郎新婦用の画面を作成しました。
当日は、約100枚近くの写真が投稿され、プレゼント企画としてもうまく成功しました。
厳密には、今回の結婚式だけではないのですが、AWSのコスト感としては、結婚式のあった月にトータルで400円ほどかかりました。(毎月100円ほどAWSにお金を払っているので、実質300円くらいでしょうか。)
さすがに、結婚式当日は跳ねてますが、とはいえ、という感じですね。AWS、恐るべし、、、です。
私は無料枠が終了してしまっている民なのですが、無料枠中なら、お金もかからないかもしれないですね。
さいごに
結婚式の余興は役目としては重要ですし、年齢を重ねて友人の結婚式の回数が多くなるにつれて、余興に対してのハードルや、それの準備など、さまざまな面で苦労が多くなると思います。
一人で余興を担当するとなると、かなりいっぱいいっぱいになるかもしれません。事実私も、結婚式 1 週間前あたりから、やることが多すぎてどうしようもない時もありました。
でも、実際に結婚式に参加してみて、「本当にギリギリまで準備をしてコンテンツを作ってよかったな」と思う場面がたくさんありました。
余興が大変であれば、新郎新婦と話し合って、いい感じの落とし所を見つけてください。
また、余興に任命されたからといって、一人で全部やりきる必要もありません。
参列者の友人に声をかけて、みんなで分担しあって作りましょう。
もし、技術的なことでお困りの方がおられましたら、僕のTwitterなどで連絡いただけたら多少なりともお手伝いできるかもしれません。
結婚式の主役は、新郎新婦です。その 2 人のために、余興を通じて花を添えられていたら、大成功かな、と思います。
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