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オーストラリアの大学で1年オンライン留学した体験記

今回は今まで書いてきた音楽関連とは変わり、
去年の7月から経験してきたオンライン留学関連のお話を書いていきたいと思います。

も〜〜〜コロナ終わらんてこんなザルザルコロナ対策やったら!!!
と、毎日プンスカしていたら大学一年が終わりました。
なんなんでしょうか、日本政府やる気ないですよね。オリンピックやりたいんだったらもっと徹底的に入国規制するなり%!&*@#%%@!!!

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本題に移ります。

授業スケジュール

まず初めに、
オーストラリアの大学一年生はどんな時間割で授業が組まれているかというと

1学期につき4教科選ぶ(2学期制)
大体の教科が、
- Lecture(大講義)
- Tutorial(小さなグループでディスカッション)
二種類の授業形態で各1時間ずつ(教科によってはTutorialが1時間半)

つまり1週間の授業時間が単純計算で、

2(LectureとTutorial) × 4 (教科分)の

8時間

短い。すんごい短い。多分日本の小学生の方が授業時間長い。



結局課題諸々で自主勉強する時間は長く、
これが1学期間大体13〜14週続き、最後の一ヶ月はテスト期間。
ですが私の取っていた教科はほぼテストがなかったため、
28週ぐらいで1年目終了。

1年が52週。半年強で終わり…??
これはまずい。
と思い、大学の短期集中型コースを年末から6週間受けて
計9教科を1年目で終了しました。

にしても短い。しかも大体のコースは3年で終わる。すぐ就職。怖。

オモロさ

おそらく皆さんが気になるところは、

オンラインで留学どうなん?オモロいん?

ってところだと思います。

2学期目に取っていたマーケティングの授業で、
『あなたの大学生活を表す写真を一枚選びなさい。』
というプチ課題がありました。

大体の子たち(現地で授業を受けれている子も含む)は、

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こんな感じの、

着実にステップアップしていってるよ!

的な登る写真が多かったのですが、私が選んだのは、


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コレ。

圧倒的浮遊感。

落下していっていることを強調したかった訳ではないのですが、
次から次に課題をこなし、毎回うまく英語が話せるか心臓バクバクしながら授業に出席し、必須文献を読み、グループワークに悶々としながら、気がついたら1学期終わっている。

なんじゃこれ〜〜〜〜〜

と、いうのが率直な感想です。

ただ!
授業で学ぶ内容に関してはオンラインでもオフラインでもクオリティは一緒かな。

と、感じています。

日本の大学でオンライン学習をしている方々のオンラインが嫌な理由の一つが、

『元々対面で受けれるはずだった授業のクオリティがオンラインに移行してから下がったり、
訳のわからない意味のない課題提出に切り替わってしまった。』

だと何かで読みました。(実際友達からも聞いたり。)

そういう面に関しては少なくとも私が通っているオーストラリアの大学では起きていないと思います。

取る教科にもよるとは思いますが、Podcastの有料化について授業で取り扱ったり、コロナ禍においてボランティアを募集する時にどんなマーケティング方が効果的か書くレポートだったり、実践的で面白い内容の授業と課題も提供されていたな、と。

とは言いつつ課題提出前は、

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お、ほんまにこれで合ってる?
このレポート成績の50%占めるけど大丈夫そう?

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え、全然参考文献見つからへん。

とか孤独宇宙猫になる瞬間は何回もありました。
なので多分気軽に課題について周りの人に聞きにくいのはオンラインの一つのデメリットだと思います。ですが、結局一人でもなんとかなるし逆に己との戦いなので周りと比べなくて済むのも楽ではあります。

オンライン留学のメリット、デメリットについてもう少し話そうと思います。

メリット

1:安い。

もう正直これが一番です。
寮費、渡航費、生活費(オーストラリアは物価が高い)がかからず一年終わったのでお得でした。

オンラインでクオリティの変わらない授業でお金も抑えられて、
海外の大学卒業資格が取得できる

そこそこいい話だと思います。

2:コロナ対策

当たり前かもしれませんが外に出る必要性がひとつもないので、学校関連でコロナにかかる可能性が非常に低いです。
体調管理バッチリ出来ます。

3:テスト(学校によります)

私が取っていたテストが元々あった教科に関しては数学系を除いてほとんどなくなりました。(レポートに切り替わったり)
この変更には現地生の子達も喜んでいる子が多いようで、
『正直オンラインの方が楽でいいよね』
と、言っていた現地の子もいました笑

ただ、学校によってはしっかりとオンラインでもテストができるように手元が映るようにカメラをセッティングさせられたり特別なブラウザ使うよう指示があったりするようなので、
これは学校や国によって対応は変わると思います。

テストがないと、学期末1ヶ月近くあるテスト期間が完全に休みになるのですごい楽です。気持ちも。(ちなみに今まで取っていた9教科の内テストがあったのは統計学の1つのみでした。そしてとても簡単だった。)

デメリット

1:英語の伸び

もちろん英語で全て学習するので英語力ある程度は伸びます。
が、授業時間以外で英語を話す機会はめっきり減るのでSpeakingは伸びにくいです。
ここは個人がどれだけ英語を話す機会が増えるように努力するか(留学生コミュニティに入るなど)にもよるとは思いますが、慣れない大学の授業や課題にプラスαで色々なことを始めると

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​となってしまう可能性はあるので、メンタルが壊れない程度にする方がいいです。

私は週1、1時間ぐらいの学校主催留学生向けディスカッションワークショップに、2学期目は参加していました。
Tutorial前に受けるといいウォーミングアップになりました。

2:現地での生活

これはどうやっても手に入らないです。
留学の主な目的が海外生活を経験してみたい!という場合、オンライン留学は厳しいのかなと思います。
私はニュージーランドで高校留学をしていたので、海外で生活するとどんなもんかはなんとなく想像はついているのですが、この経験がなかったらオンライン留学に対しての印象もまた少し変わっていると思います。

あと、授業でzoomをつなぐ以外クラスメイトと話すタイミングがないため友達も作りにくいですね。
多分一年で出来た友達は2桁いかないです。
なのでアンケートとか取らなきゃいけない課題の時は、


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終わりに

なんだかんだで長めのnoteになってしまいましたが、
オーストラリアの国境閉鎖が予想よりも長く、違う国の大学への編入を決めた子もいました。
あとは、行ってからの授業数が増えるようにオンラインで取る教科は少し減らしたりしている子も周りにはいたり。(学生ビザの関係上4教科取らなければいけないケースもあると思うのであまり参考にしないでください。)

幸い、引きこもり生活に耐えれる性格なので精神を病まずに一年続けてこれましたが人によってはオンライン留学は辛いかもしれません。
あと、少し前にも書きましたが留学をする目的によってもオンライン留学の良し悪しはあると思います。

ちなみにこの一年終わってからの休みで、
他の大学の2週間の短期オンラインコースに参加もしました。
(日本にいながらオーストラリアの大学から韓国の大学にオンライン留学)
オンラインで済ませられる部分は今のうちにやっておいて、コロナが収束した後に取らなきゃいけない授業数に余裕をもって渡航出来たらいいなと考えています。

留学するとなるとお金も準備する時間もかかります。
少しでもこのnoteがオンライン留学に興味がある方の参考になっていたら嬉しいです。
何か質問があったら、コメントかTwitterの質問箱などに投げてくだされば答えますのでどうぞ〜(ビザ関係や費用のお話は出来ませんが…)

またオンライン留学で起こった事件を番外編で気力があれば書くかもしれません。(ポッドキャストの方でコピペ事件とか話した気もする↓)


ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
是非スキボタン押してくださると嬉しいです!

それではまた別のnoteで👋

かな

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