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ちょっと不安が強い自分が思うこと

新年に書くようなことでもないかなと思いつつ、なんとなく書こうと思ったので書きます。この記事を読んで感じることがあったのかもしれない。

個人的な話だけども、私は人に比べて、不安がちょっと強いところがあります。不安障害、というところまでいくわけではないんですが、未来についてふと考えたりすると不安で寝れなくなったりします。

不安との付き合い

考えたら、不安との付き合いは長い。

昔、五島勉・著「ノストラダムスの大予言」というのが流行りました。オカルトブームの先駆けとなった本で、その中で「1999年7の月に人類は滅亡する」という予言がありました。今にして思えばバカバカしい予言です。
ですが、当時中学生だった私の頭に、この「人類が滅亡する」ということがスルリと入ってしまって、それ以来不安で不安で仕方なくなってしまった時期がありました。
周りから見たら「何をそんな絵空事のこと言ってんの」と一笑に付されそうなものですが、私は「いやまさか・・・でもそんなこと・・・でも当たってるのもあるというし・・・」みたいなことをずーーっと考えていて、不安で不安で仕方がない状態になっていました。
で、その不安が最高潮に達したとき、私は母に、ノストラダムスの大予言が当たるか不安でたまらない、ということを伝えて泣き出してしまったのを覚えています。母は最初冗談だと思ってたようですが、そのうち息子が大真面目に話しているということが分かって、色々と心配してくれました。
まあ当然ですよね。息子が訳わからん予言に不安を感じて泣き出した、ってなったら、そりゃ心配もします。
母に話してその後も、しばらくは不安な状態が続いていましたが、学生生活は普通に過ごせていたので、気づいたら不安な状態も解消していました。
どうやって解消したのかもはっきり覚えていなくって、母や兄に吐き出して少し楽になれたのもあったのかもしれません。

それからの不安

それ以降、中学のときみたいな荒唐無稽な理由で不安になることはありませんでしたが、実生活で同じような不安な状態になることはポツポツとありましたし、現在進行系であります。
何に不安を感じるか、というのは人それぞれだと思いますが、私の場合は「何かと別れる」ということに対する不安がものすごい。特に動物との別れ、というのが本当にダメです。飼っているペットがいつか死んでしまうんだな、という気持ちが頭にスルっと入ってくると、胸が締め付けられて不安が抑えられなくなる。
そんなこと今考えたって仕方ないのは分かっている。分かっているんだけど、考えずにはいられなくて、気持ちだけがどんどんしんどくなっていって辛くなる。それは今でもあります。

不安になったらどうするか

いい加減自分でもしんどいので、何らかの対策はしたいわけです。
「そもそも考えてもしょうがないことを不安に思うな」と言う人もいるかもしれないですが、こればっかりは性分なのでどうしようもない。
そうそう簡単にコントロールもできないし、特効薬もない。
ただ、これまでの経験則から、あくまで私の場合ではあるけど、一定の効果を発揮したものをここに書いておきます。

前向きな言葉を口に出す
「だいじょうぶ」とか「平気平気」みたいな、前向きな言葉を口に出すor心でつぶやくと少し気持ちがアガります。逆に後ろ向きな言葉とか、「不安だ不安だ」みたいなことをずっと言ってると、逆効果です。自分で自分に暗示かけてるようなもんなんで。

お守り的な本を読む
良書は助けになるので、色んな本を読んで一番響いたやつをお守り的に持っておくといいです。私の場合はこれ。

不安になったときに、自分のお守り的本を読み直すと落ち着きます。

悩みがない人なんていない、と考える
これは私だけかもしれませんが、自分が不安になっている時は周りが妙に輝いて見えたりするものです。SNSとか見ちゃダメなんですけど、まあ見ちゃうんですよね。それは分かります。
なので、「SNSで見えてるのなんか一部分」「人生と戦ってない人なんていない」と思うようにすると、気が楽になります。

結局今しか生きられない

これ書いちゃうと身も蓋もないんですが、結局生きられるのは今この瞬間だけです。いつか来るであろう未来は、来てみないと分かりません。
例えば、ペットのことを思うなら、今思いっきり愛情を注いであげればいいわけです。というよりそれしかできません。

ただ、不安になっちゃう人だってそんなことは分かってるはずです。私だって分かってはいるけど、不安になるものはなる。
頭で理解しているというのと、感情のコントロールは別問題です。
私も色々考えながらですが、不安になる自分を甘やかしつつ、うまくコントロールできるようになれればいいなあと思いながら、日々過ごしてます。
この記事が少しでも、同じような人の力になれれば幸いです。

それでは。