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エダマメ答え合わせ 2021年夏

 以前の投稿のエダマメ栽培気象条件の分析では,気温のデータから出来ばえ(味)を点数化してみました。
(↓詳しくはこちらを読んでみてください)


  今年栽培したエダマメもこの方法で点数化しみました。そして実際に食べてみて答え合わせをしてみたいと思います。

今年(春~夏作)の栽培条件
 播種は2021年2月28日,圃場に直まきし,ビニールトンネルを設置しました。品種はトーホク早生枝豆(白鳥系品種)です。ビニールトンネルを4月18日に撤去して,この日を=定植日と定義して気温データ分析の開始日としています。収穫は6月19日です。

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 定植から収穫までの積算気温は「1226℃」で,収穫前5日間の気温較差の合計が「27℃」でした。これを作成した評価得点表に照らし合わせてみると,積算気温は「99点」気温較差は「95点」となりました。

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 さて,実際に食べてみました。バカ舌が得点に引っ張られないように食べた後に得点を計算しています。食べ方は定番の塩ゆで。収穫直後と塩ゆでして冷凍したものを後日の2パターンで味わいました。お供のビールは共通です。

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 収穫直後はとにかくおいしい!鼻へ抜けるマメのかおりがすごく良くて,あまみとうまみが一緒に鼻から頭の中に流れてきているような感覚があります。満足度が高いです。ビールがすすみます。


 冷凍したものは,収穫食後に比べてかおりが少なくなっています。おかげでマメ自体の味が正確にわかるような気がします。あまみとうまみを比較するとあまみが少ないかなという印象を持ちました。ビールはすすみます。食べた後から95点だったと知ると「それくらいだったかも」という気もします。


 少なくとも「収穫直後に食べるのが一番おいしい」ということは分かりました(笑)。また,今回はビニールトンネルを使って本来の「旬」より早い梅雨時期の収穫となったため,収穫直前の昼夜温度差が小さくなりました。梅雨明け後の7月になれば,昼夜温度差はもっと大きくなるので,評価得点も大きくなるでしょう。やはり農作物は「旬」が一番おいしいのだろうと思います。

 6月に播種したエダマメを現在栽培中です。次回の答え合わせに向けて,舌のトレーニングとビールのトレーニングをしておきたいと思います。

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