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クリエイティブになるための読書(67週目)

先々週もそういう日があったが、平日、体調を崩して読めない日があった。普段は続けて同じ本を読むことはしないが、あまり読めなかった代わりに、達成感を得たく、同じ本を読み進めて、2冊の本を読了。

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クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越しをして、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて、消化中。時々、古書店で手に入れた本を混ぜながら。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

時々、読む『詩経』。古い漢詩にも、こういう調子のいい詩があって、日本語に書き下しても、その調子を活かしていて、とてもよい。

崔浩先生の「元ネタとしての『詩経』」講座 - 碩人(立派な嫁入り/姜氏の将来を悲しむ) (syosetu.com)

岩田宏さんの「動物の受難」がよかった。現実の事件をもとに作るというやり方は真似たい。

評論

仏教は、物語にしても、お経にしても、何かと触れる機会はあるものの、神道に触れる機会がない。そもそもどういう組織体なのか、その成り立ちについても知らないことが多い。以前、某神社の祭りの運営に少し絡んだ時に購入したと思われる『日本人のこころと神道』を読了。今年、神社本庁を離脱した鶴岡八幡宮の名誉宮司だった白井永二さんも対談メンバーに名を連ねている。

物語

10代の淡い、青い性の話がとてもよかった。今年亡くなったカレーの食べ歩きで著名な小野員裕さんが、エッセイの中でこの本を手に取っている話があって、購入。10代、20代の時に読めば、ムラムラするだけだったかもしれないけれど、みずみずしい肌にこわごわと、思いっきり接する感じがいい。今なら、10代の時に読んだ谷崎の本を読み直せば、印象が変わるだろう。読んでみようかな。

実績

太字は、気になったもの、気に入ったもの

2024/6/24(月)
・【詩】冬の詩(高村光太郎)
・【評論】アメリカの貿易赤字はNICSにシフトする/内需拡大できない理由(「大前研一の新・国富論」)大前研一
・【物語】第二次ブリタンニア遠征(「ガリア戦記」)ユリウス・カエサル

2024/6/25(火)
・【詩】新しいアマディス/不実な若者/ツーレの王(ゲーテ詩集 髙橋健二訳)
・【評論】「水田の価値」を問う(「大前研一の新・国富論」)大前研一
・【物語】ポムレー路地(「マンディアルグ短篇集 黒い美術館」)マンディアルグ・生田耕作訳

2024/6/26(水)
(体調不良でお休み)

2024/6/27(木)
・【短歌】秋歌(「山家集」)西行・佐々木信綱校訂
・【対談】「尋(ヨノ)常ならず優れたる徳(コト)…」/時代の宗教のあり方/神社と都市化の問題(「日本人のこころと神道」)白井永二・工藤伊豆・上田賢治・薗田稔
・【物語】ビアズレーの墓(「マンディアルグ短篇集 黒い美術館」)マンディアルグ・生田耕作訳

2024/6/28(金)
・【漢詩】碩人(衛風)(「詩経・楚辞 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」)牧角 悦子
・【対談】神道の国際性/あとがき(「日本人のこころと神道」)白井永二・工藤伊豆・上田賢治・薗田稔
・【物語】雨の鈴鹿川(「剣客商売(一)」)池波正太郎

2024/6/29(土)
・【詩】いやな唄/動物の受難(「現代詩の鑑賞101」)岩田宏
・HyperCardによるパターンブラウザ(「パターン、Wiki、XP」)江渡浩一郎
・【物語】腹話雄鶏のビルローソン短篇集・伊澤龍雄編訳

これまで読んだリスト

(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)

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