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クリエイティブになるための読書(12週目)

クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。最初の頃は、無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから選んでいたが、最近は、もっぱら図書館で借りている。返却日が近づいてきたら、ググって調べた短編小説、短編作家、評論家を図書館の図書検索に入れて該当があれば予約する。詩/評論/物語のカテゴリでそれぞれ2作品あるいは3作品を予約する。その他、図書館にめぼしい本があれば、予約した本と合わせて借りている。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

どれも悪くない。ちょっと立ちどまり、読後感も悪くない。でも、もうちょっと変わったものが欲しくなっている。詩は、たくさんある中で1つか2つを偶然、選んでくるので、どうしてもハマれるものがない週はある。名作、著名な作家の詩に多く触れることが目的だけれど、来週は現代の日本人の詩に行ってみようかな。日本語には日本語の詩というものがある。音読していい、韻が気持ちいいものと違う、漢字やかな、カナのバランスといった面もある。ちょっと違う方面にしばらく行ってみようかな。

評論

小泉武夫さんが好き。最初、新聞で読んだ時、擬音や表現が下品だと感じて遠ざけたことがあるが、、その下品な文章が実にうまそうで…。久々に手元にあった小泉武夫さんの本から、食に対するエッセイに触れた。やっぱり実にうまそう。食について何か書く時、うまそうな表現の一つの完成形だと思っている。

今週、木金に読んだスーザン・ソンダクがよかった。月曜には図書館に返してしまうのだけれど、また近いうちに借りよう。

物語

モーパッサンは、この「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」活動にちょうどいい。作品の長さも物語のバリエーションも。読んで、しっかり納得感を得て、読み終えることが多い。しばらく他の作家を読むことになると思うが、二十週か三十週したら戻ってこよう。その時には自分でも短い物語を書くようになってるかもしれない。

実績

太字は、特に気になったもの、気に入ったもの

2023/6/5(月)
・【詩】兵士 ロバート・フロスト詩集(安藤千代子訳)
・【評論】ナメタガレイの思い出/身欠ニシン、味噌が育てた味覚(「食あれば楽あり」) 小泉武夫
・【物語】老人(モーパッサン短編集Ⅰ)

2023/6/6(火)
・【詩】あらゆる哲学の根底/後の世の記録者よ ホイットマン詩集(世界詩人全集)
・【評論】演劇のことば(「演劇のことば」) 平田オリザ
・【物語】桜の夜/ロボットが教えてくれたこと 90秒の別世界(千葉聡)

2023/6/7(水)
・【詩】朝狂って/帰ろうよ 吉増剛造詩集
・【評論】夏のタチウオ、うまさにご機嫌/スズキの肉は白く清らか(「食あれば楽あり」) 小泉武夫
・【物語】海と宇宙人/花と踊る少女 90秒の別世界(千葉聡)

2023/6/8(木)
・【詩】アマガエルの小川 ロバート・フロスト詩集(安藤千代子訳)
・【評論】ダンサーとダンス(「サラエボで。ゴドーを待ちながら」) スーザン・ソンダク
・【物語】クロシェット 世界名作ショートストーリー モーパッサン 首飾り

2023/6/9(金)
・【詩】ソネット――科学によせる ポー詩集(世界詩人全集)
・【評論】読むこと、書くこと(「サラエボで。ゴドーを待ちながら」) スーザン・ソンダク
・【物語】手 世界名作ショートストーリー モーパッサン 首飾り

これまで読んだリスト

(誰かが同じことをする時、本を選ぶ参考にどうぞ)


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