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ちょっと早いけど退職エントリー

8月中旬から新しい会社です。

システム開発の現場から離れ、編集・ライターといったお仕事をします。
業種的には、システム開発から離れるわけではありませんので、これまで通り、もしくはこれまで以上に、コミュニティやイベントに顔を出すことが増えるかもしれません。

今のお仕事

今の会社は、2012年2月に入社したので、7年半いたことになります。これまで3社経験した中で一番長い。いた期間が長いだけで、これといった実績はありません。

今の普段の業務は、ECサイトの業務系のシステム担当で、
・利用部門から要望を聞きまとめること
・各部門、メーカーなどの利害関係者との調整を行うこと
が主な仕事。

大きめの案件では、リリース前の運用テストフェーズあたりの管理をすることもあります。と、本来はそうなのですが、システムが安定しなかった一時期、問い合わせや障害対応ばかりが続きました。それは仕方がない。

並行して、入社当初から、2、3年の間に人間関係に参ってしまい、ここでやさぐれてしまった(やさぐれた理由としてはこちらのほうが大きいですね)。

入社して2年くらいは、ちょこちょこと記事を書いていたので、ファッションECというドメインのことを好きになろうともがいてようです。特に、メンズに多いサイズ不安をどうにかしたいと考えてました。

システムや組織が安定しない状況を改めようと、新規の採用もありました。
ただ、私が担当する業務系システムは、新たな人が入ってきたときも、雑用で嫌気がさしても困ると考え、問い合わせ、障害対応の類いは、しばらく私が積極的に拾っていました。不健康な考え方だと思います。人間関係は次第に落ち着いたものの、その後も問い合わせ対応、障害対応に多くの時間を費やす時期が2年くらい続き、いつの間にか機嫌よく仕事ができなくなっていました。

あとは、シーズンがいつ終わるとも知らぬまま、ずっと消化試合を続けていた状況でした。もう笑顔で過ごす日がなくなっていました。ただ、これはあくまで私からの視点であって、見る人がみれば、最初からやる気なんてなかったのかもしれないし、頑張ってなんかいなかったのかもしれません。

今は働きやすさの面でいえば、いい会社になったと思います。ファッションECに興味があれば、お話しますので、ご相談ください。

今の会社に入った理由

今の会社に入る前、2006年から私の経歴としては2社目のシステム開発会社にいて、できたてのオンライン証券会社に常駐するSEでした。投資や金融商品に興味があり、システム開発では「えっ、あの案件に関わったの?!」という開発での成功体験も手に入れたく、私にはうってつけでした。
(そういうのを狙って転職したんですが、いい常駐先に当たりましたね)

そんな中、身近な人の出来事から、2009年、メンタルヘルスケアのサービスに関われないか考えるようになります。

私にとって、大きく宗旨替えしたということではありません。私もメンタルが強くない。いつかメンタルヘルスに関わるサービスをやりたいと、うっすら考えていました。ただそれは、関わるシステム開発、事業で成功してからでいい、と。

それが2009年、うっすらしたものから形を持った目標として立ち上がりました。

考えるメンタルヘルスケアのサービスは、儲かるサービスである必要がある。メンタルヘルスに関わる人は、自ら清貧でないといけないと考えていたり、周りから、儲けることを悪く言われるシチュエーションを見たことがありました。

違います!

儲けないとスキルがある人も集まらないし、継続的なサービス改善・拡張ができない。だから、儲かるメンタルヘルスケアのサービスに関わりたいと思いました。
当時、私が欲しいと思ったサービスは見当たらなかったので、儲かるメンタルヘルスケアを実装したいと考えました。

だが、アイデアがない。

考えるメンタルヘルスケアサービスは、利用者の状況を見て、利用者にアクションを返すものでした。そこで、サービスの利用者、一般消費者の行動に関わる数値から、サービスの方向性を決める事業やサービスに携わることを考えました。

最初、考えたのは「ゲーム」です。
当時は、ゲーム業界の採用も活況で、スキルが乏しい私でも、無理やりどこかの企業にねじ込むことはできたかもしれません。
(転職前は、設計・実装も行なっていたので、求められるスキルにひっかかるところもあったかもしれない)

しかし、ゲームを日常やらなくなって久しい。肌感覚がないサービスに関わっても、得られるものが少ないでしょう。そこで、最初に内定が出たECに関わることにしました。

ただ、結局のところ、日常では、ページビュー(見た回数)、コンバージョン(ページを見にきた人の何%が購入した)、購入単価といった数字くらいしか意識しませんでしたし、私も、顧客のデータは取れる状況にあったけど、疲弊した状況で、自分が興味がないデータを加工したり、分析したりすることに熱意は湧きませんでした。

ただ、毎週のように、数字をもとに考え、熱心に売上向上に結びつけるため、試行錯誤する人がいたことはよかったと思います。
(それを知るために7年いる必要はまったくなかったけれど)

手を動かすこと、技術に興味に興味があれば違ったかもしれません。私はそうではなかった。根っこの部分で、技術に興味が持てない、システム・ソフトウェア開発に向かない自分がいることにもっと早く気付いてれば・・。昔から、開発の周りより、特定の事業や業務、サービスに興味があったもんね。
(業務や事業に興味があるときだけ、技術習得や改善に熱心になったり)

仕事から離れて

仕事を通じて、メンタルヘルスケアサービスに繋がれないのならと、2015年にメンタルヘルスに関わるサービスを考え、メンタルヘルス業界の事業者が集まるところで発表しました。結局、実装に至りませんでしたが、このとき、発表した場にいらっしゃった方と今も関係が続いていて、発表してよかったな、と思います。

2017年には、無理やり、事業を立ち上げようとしたが、うまくいきませんでした。儲かること、サービスを実装することに偏りすぎ、求めるメンタルヘルスケアサービスにつながらず、立ち消えとなりました。

2018年、できないことで足掻くより、とりあえず、他人に言われなくてもやることをやろうとしました。手帳にやったことを書き出し、人に言われなくてもやったことに色をつける。そうして色がついた項目から共通項を見出し、それをどんどん増やしていく。そうやってやることは、誰に強制されたものでもないので、ストレスが少なくやり続けられます。詳しくは、こちらの記事で。

私の場合、他人に言われなくてもやることは「書くこと」「まとめること」「シェアすること」でした。

そんなわかりやすい特徴だったら、もっと早くにわかっていれば・・
10代なら進む道も変わったかもしれない・・
20代なら仕事をもっと得意に寄せれたかもしれない・・・
と今さら悔やんでも仕方がない。

それがわかった2018年の夏から、日々公開するための文章を何かしら書いています。書けなくても書く内容は毎日考える(泥酔してても、とにかく考える)。

そして、書く行為がきっかけで、
2019年の春、知り合いから
「こういう仕事はどうですか?」
編集・ライターのお仕事を紹介されました。

単に、人に言われなくてもやることをやっているだけで、まさかそれが仕事になるとは思っていなかったので、最初は驚きました。
「書くこと」は言われなくてもやることではありますが、文章がうまいわけでもないし、編集・校正の知識もスキルもありません。ただ、向かないシステム開発に関わるより、「書くこと」が集中できるものであるとはわかっていました。

お話をいただくちょっと前に、「書くこと」について、どういったことまで自分の範疇なのか、他人から依頼を受けて書く、お金をいただいて書くことも試していました。

想像したことも含めて、自分の意見と違うことを書くことを強要されでもなければ、「書くこと」は、負荷がかかりにくく集中しやすいことであることは確かなようです。

驚きはしたものの、お話を受けることにいたしました。
2019年8月中旬から、新たな職場で、編集・ライターとして働きます。

ずっと目標として目の前にあるメンタルヘルスケアに関わるサービスについては、関わる団体の応援をしています。寄付という形や、相談を受ける形で。私がこの先どう関わっていくかわかりませんが、引き続き、関わっていくことに変わりはありません。

改めまして、今後は、ソフトウェア開発の現場から離れて、「書くこと」「まとめること」「シェアすること」を中心にやっていきます。

今後とも、のーどみをよろしくお願いいたします。


久々に公開するけど、いつものやつを貼っておきますね。


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