マガジンのカバー画像

短歌活動

251
詠んだ歌、歌に関すること
運営しているクリエイター

2023年11月の記事一覧

今月もひとり歌会(2023年11月)

月が終わると、毎日詠んだ歌を整理する「ひとり歌会」。誰のフィードバックも得ず、詠んだ歌を見ながら一人、仕事や生活をふりかえる。 近況忙しい。12月はもっと全然忙しくなる。やることも多いし、そのやることの中に不確定要素がたくさんある。今月は、息子と一緒に佐賀に帰省し、岡山出張、その翌週は引っ越し先の内見、仕事もそこそこにあったのに、逃げたくなって、合い間に4本の映画を映画館に観に行った。12月はほんとどうしようもなくやることが多い。いつもなら「〇日経てば終わってるさ」という楽

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(四九、五〇)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(四七、四八)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(四五、四六)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

「選」ばれた歌、「選」ばれなかった歌(2023年11月号)

短歌結社の会報誌に毎月短歌を投稿している。10首まで投稿できて、採用は5首前後の人が多い。歌はその歌が選ばれる「選」もフィードバックの一つ。何が選ばれて、何が選ばれなかったか、その基準を自分で考えることで歌を見直すことができる。手書きの投稿という面倒さも受け入れて、毎月送っている。 今月は7首採用。 採用された歌(掲載順)飲んだあと黙って食べたつけ麺を体重計はなぜか知ってる だあれにも知られぬ手柄立てたので月と影とで祝杯を挙ぐ ウイスキーをひとり生のまま飲むことがちょ

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(四三、四四)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

今月もひとり歌会(2023年10月)

月が終わると、毎日詠んだ歌を整理する「ひとり歌会」。誰のフィードバックも得ず、詠んだ歌を見ながら一人、仕事や生活をふりかえる。 近況今月は、歌会に出て、演劇を見て、美術館に行き、映画を見て、数年ぶりに会う友人とホルモンを食べた。息子のことでは、運動会を見て、学校公開に行き、息子と一緒に山に登った。日常だけじゃなく、会社の行事やイベントも多かった。でも、11月、12月はそんなもんじゃないほど、やることが多い。とにかく、年末までやり過ごすこと以上に望むことはない。 今月の歌(