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短歌活動

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詠んだ歌、歌に関すること
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2023年9月の記事一覧

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(三三、三四)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

私の秘密、唯一出し惜しみしていること

私の基本行動方針として「どんなことにも出し惜しみはしない」がある。 仕事で、毎月、シリーズとして書く記事も、読者が一番興味を惹くだろうこと、鮮度がいいものを選んで、記事にしている。来月のことは知ったこっちゃない。noteは、毎日書いているので、日を跨ぐ時間までに書けることに限られるが、今、読んでもらえそうなものから順番に投稿している。週末は、例外で、一緒に暮らしたい人たちと過ごす時間なので、決まったネタになることがほとんどだけれど。 基本、ネタの出し惜しみはしない。 そ

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(三一、三二)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

「選」ばれた歌、「選」ばれなかった歌(2023年9月号)

会報誌に短歌を投稿している。 10首まで投稿できて、採用は5首前後の人が多い。歌はその歌が選ばれる「選」もフィードバックの一つ。何が選ばれて、何が選ばれなかったか、その基準を自分で考えることで歌を見直すことができる。手書きの投稿という面倒さも受け入れて、毎月送っている。 今月は5首採用。 採用された歌(掲載順)人はなぜ連休の前に石を積み 終わると消える夢をみるのか。 連休の最終日の夜「寝たくない」「寝たくないよぉ」と縋りつく君 二年経ち、三年経ってもごくたまに左薬指のハサ

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(二九、三〇)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

百人一首復習ノート:現代語訳、英訳、解釈とその感想(二七、二八)

普段、現代語で短歌を詠んでいるのであって、文語に親しみたいわけでも、文語で短歌を詠みたいわけでもない。けど、永く日本人の体に染みついたリズムで、教養ある人が一度は親しんだ(無理やり覚えさせられた)歌に接することには、意味があることかもしれない。 教養としてではなく、自分の作歌の養分と作歌のテクニックという実利を期待して、いまさらながら百人一首を復習してみようと思う。情報は、手元にあった百人一首の本三冊から(『百人一首がよくわかる(橋本治)』『英語で読む百人一首(ピーター・J

今月もひとり歌会(2023年8月)

月が終わると、毎日詠んだ歌を整理する「ひとり歌会」。誰のフィードバックも得ず、詠んだ歌を見ながら一人、仕事や生活をふりかえる。 近況読書量も多かった。映画も見た。物語も書いた。いろいろやったはずなのに、月末には何もなかったような気分だ。短歌に向き合った時間が少なかったからかもしれない。何かあった出来事はnoteに書いてしまって、切り取りたい気持ちや、出来事を写真に撮るように、取り出すことをしなかった。 今月の歌(32首)8/1火 雲が無い空が光って空鳴って魔王が降り来る前