モヤモヤした日常、なおも脱せず(26首)
近況うまくならないまま歌を詠むことを続けるのは大変だ。でも、歌という形に惹かれて、この形で表現したいと思う気持ちも出てきた。もうちょい、歌のことを勉強してからでもいいじゃないか・・そうも思う。そんなとき、これを読んだ。
初めての歌集『サラダ記念日』が、思いがけずベストセラーになり、社会現象とまで言われた頃は、毎日が嵐だった。高校の教師をしながら、取材を受けたり、著者としての活動(サイン会や講演)をしたり。時間的にも肉体的にもギリギリの日々。そんななか、佐佐木先生と対談する