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いのちは時間

いのちは時間
 いのちの授業で著名な鈴木中人さんは「いのちびと」という機関紙を発行しています。先日43号を読ませていただきました。この第43号に載せられていた作家・コラムニストの志賀内泰弘さんの文章に目が止まりました。そこには『いのちは時間である』という医学博士の日野原重明さん言葉が紹介されていました。日野原さんは『心臓は生きるために必要だけど、そこに命があるわけじゃない。これから一番、大切なことを言います。命とは、人間が持っている時間のことです』とも言われていました。
 旧約聖書「コヘレトの言葉」の第3章に「時の詩」という言葉があります(NHK「こころの時代」で紹介)。現在のアメリカ大統領もこの言葉を使って演説をしていました。
「時の詩」
天の下では、すべてに時機があり
 すべての出来事に時がある。
生まれるに時があり、
 死ぬに時がある
植えるに時があり、
 抜くに時がある。
殺すに時があり、
 癒すに時がある。
壊すに時があり、
 建てるに時がある。
泣くに時があり、
 笑うに時がある。
嘆くに時があり、
 踊るに時がある。
石を投げるに時があり、
 石を集めるに時がある。
抱くに時があり、
 ほどくに時がある。
求めるに時があり、
 失うに時がある。
保つに時があり、
 放つに時がある。 
裂くに時があり、
 縫うに時がある。
黙すに時があり、
 語るに時がある。
愛するに時があり、
 憎むに時がある。
戦いの時があり、
 平和の時がある。

『いのちは時間』、そして『時間はいのち』だと、「いのちびと」第43号を読ませていただき改めて心しました。

いのちびと


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