マスクで表情が伝わらないことと赤ちゃんの反応

真冬らしい寒さが続いていますね。コロナでも子育ては待ったなしなので、希望の方に今週もサロンは開いています。この情勢の中で、子育てに差し伸べられる手が減らないことを願い、私たちはその場を提供し続けたいと、喚起などに気を付けて頑張りたいと思います。

でも、どうしても改善できないのがマスクです。

緊急事態宣言地域のサロンなので、それまでは透明のシールドをしていましたが、最近はマスクに変えて接しています。

そうすると・・・目は出ていても、鼻と口元は隠れます。人の表情は目だけでは伝わらないんですね。マスクをしてみて痛感します。赤ちゃんには、こちらがマスクをしているときと、していないときとでは、その反応は歴然なのです。

昔ながらの遊びは目と目をしっかり合わせてするものですが、その時に決まった声かけをしながらやります。この動作にはこの声かけと決まっているのです。

そうすると、マスクをしていて口元が見えないと、赤ちゃんの反応が明らかにぼんやりしているのです。目で頑張って伝えようとしてもカバーできないのです。こちらも何やら不完全燃焼な気持ちになります。

ご飯を食べるときなどもさらにはっきりして

「あ~ん」とか「あぎあぎあぎ」(噛むこと)、「もぐもぐもぐ」「ごっくん」(飲み込むこと)など、口の動きを見せながら教えるのですが、そういったこともマスクをしていると、???の反応です。

これはどうしようもないのでしょうか、と思っています。

透明な繊維のマスクがあればいいのですけれど。


感染させないことは何より気を付けなければいけないことです。

でもこの時期に育てたい力である、人の表情・動作をよく見て、言葉も聞き取り真似して身につけていく力、それはいつでもいいというものではありません。そこがマスクをしていることでどうなるのか、心配で難しいところです。

ですので、どうしてもこの遊びはしっかり伝えたい、心を通わせたいというときは、ずずっと後ずさり、マスクを取ってささっと見せて、またマスクをするというやり方をしています。

お母さんたちは家ではマスクをしていないでしょうから、伝えて家で実践していただく、そこに希望をもちたいです。

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