はな と は
言えてしまえば、いいんだけど。
言えなくて、困ってる。
言えないことは、簡単なこと。
普通に口に出来ること。
言えないのは、考えちゃうから。
人が言ってたこと。
向こうの状況。
言ったら起こること。記憶。
自分の言葉。
そんなことが積み上がって、邪魔になって、体当たりしないと言えないくらいになってしまう。
実際は、それは自分が積み上げたもので、ないと思ったらないんだと思う。
消えて、もしくは薄まって、もともとなかったようにさらっとすっと言えてしまう。
だから、本当は考えても考えなくても言ってしまわないと言った後のことはわからない。
どうして積み上げるのか。
それは臆病なのか、
真面目なのか、
優しさなのか、
もっと違う何かなのか、その全部なのか。
それもまた考えて、
どうしようか、どうしたらいいか。
自分の中でぐるぐると巡る。
結局、積み上がったものがそのままそこにいる。
なかなか、口に出来ない。
口にすれば大したことなくて。その行動も、起こせば簡単なことなのに。
側から見たらきっとなにがなんだか。
今日は体当たりは出来なかった。
だから、出来なかったねって言った。
代わりに出来たことは沢山ある。
気長に待つ。
ふって急に出来るかも。
なんなら、言わなくていいことなのかも。
言えなくてもいいのかも。
次は体当たりじゃなくても、上からそっとひとつを摘んで降ろしてみようかな と思い浮かぶ。
一日一日を楽しんで、素直にいられるように。
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