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おとおとの プロレス観戦の話

どうもこんばんは。
相変わらずの遅筆であにからの圧が怖いおとおとです。

今回の話は「プロレス観戦の話」。
20年くらい前、時間とお小遣いに1番余裕のあるお気楽学生だった僕ら仲良し兄弟はその青春をプロレス観戦という趣味に費やした。
兄弟がプロレスプロレス言ってレンタルビデオ屋からVHS借りてきたりnWoTシャツ着たり100均で材料買ってDIYしたチャンピオンベルト巻いてまあまあな強さの逆水平をし合ってたりしていたもんだから地元のお仲間の間でもちょっとしたプロレスブームになった。

あにもおとおとも試合を観戦した日は選手の出待ちをするくらいどっぷりハマっていたのですが、出てくる選手達のファンサービスが本当にひとによって全然違った。
団体の所属選手はすーーっと帰っちゃう選手が多いなか(まあ試合終わりでお疲れだからしょうがないけど)外国人選手、フリーの選手は結構ファンサービスしてくれた。

中でもフリーのレスラーの草分け的存在
ノーフィアー!!でお馴染みの高山善廣選手はメインエベンターでありながら凄くファンを大切にしてくれた。

ある日、兄弟と地元の連れ(おとおとからしたら先輩)のバッタ君でディファ有明大会終了後、出待ちをしていたところ、高山選手がのっしのっしと外に出てきた。
バッタ君と数十名の出待ちの人が高山選手の所に駆け寄ると高山選手は「よっしゃお前らサインしてやるから並べ!!」とドスの効いた声でファンひとりひとりにサインをし始めた。
兄弟はほかの選手に気を取られていたのでチャンスを逃し、並ぶことができたバッタ君に「いーなー!いーなー!」とブツブツ言いながらその光景を眺めていた。

しばらくすると期待に胸ふくらませたバッタ君の順番に。
すると高山選手がバッタ君に

「お前にはサインしない!」

と言い出したのだ!

え?え?となるバッタ君。
兄弟も他のファンも一瞬静まり返り固まっていた。
すると高山選手は続けて

「お前は小橋のTシャツ着ているからダメだ」

そうなのです。

バッタ君はその当時高山選手とバチバチに抗争をしていた小橋建太選手のTシャツを着て高山選手の列に並んでいたのです。
なんという尻軽ファン(笑)

静まり返っていたその場も笑いに包まれてその場がほのぼのした暖かい空気に包まれた。
1人を除いて(笑)

のちにバッタ君は
「あの時俺は小橋Tシャツを脱ぎ捨て、上半身裸で高山に誠意を見せればよかった。」
とよくわからない後悔を口にしていましたとさ。

以上。
おとおとの「バッタ君あの時ちょっとオイシイって思ってたでしょ」の話でした。

追記
僕らが1番プロレスに熱中していた時代に全ての団体の中心で大暴れしていた高山善廣選手。
彼は2017年に負った試合中の大怪我からの復帰を目指し、懸命なリハビリを日々おこなっています。

僕ら兄弟とバッタ君はあの頃
会場で思わず地団駄を踏んでしまうようなめちゃくちゃ強い高山選手の試合を昨日の事のように覚えています。
そして高山選手の復帰を心から願っております。
高山選手!頑張ってください!

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