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#続・学習者起点 Googleレンズで課題を発散させ、教師が収束させる

発散と収束

 学習者起点の学びは、学習課題に向けて「なぜ、こうなるのか」「どうして、こんな色をしているのか」など、問いを発散させることで、学びが深まる。そして、発散させたと後、学習課題に向けて教師がファシリテートする必要がある。

@NoguLabo

タブレット活用で課題が発散する

 岩石の観察をし、スケッチをする授業。タブレットでも岩石の特徴を調べてもよいとした。この岩石資料は、理科室の古い棚から引っ張り出しきた。 
 生徒の自発的なタブレットの使い方を紹介する。

@NoguLabo

(1)「縣」ってどのように読む?
岩石資料の産地が「愛知縣」である。普段使わないので調べ出す。

@NoguLabo

(2)岩石の和名を調べて、画像を検索しはじめる。
 実物と色や形がちがうと「なんでだろう」とつぶやく。

@NoguLabo

(3)岩石をGoogleレンズで調べはじめる。
値段がついてる!!目の前にある岩石の市場価値を知る。

@NoguLabo-Googleレンズ検索結果-

 タブレット端末は、学習課題に向かうときの、新しい気づきを生み出す道具となった。

学習課題に向け教師が収束へファシリテートする

 教師は、この1時間の授業が終わったときの学習者の姿を想定する。もちろん、学習課題は、岩石の市場価値を知ることではない。
 学習課題の解決に向けてのファシリテートするには、以下の3点が大切である。これは、個別や集団への声掛けによる支援効果が発揮されるからである。

1.学習課題を具体的に提示する。

「岩石を観察し、さまざまな特徴を調べながら、スケッチしよう」
→様々の例も、声に出しながら提示する。色、形、てざわり・・・

2.学習活動を具体的に提示する。

 ・10分:スケッチする
 ・10分:タブレットで検索する
 ・10分:まとめをプリントに記入する

3.ICTを活用した学習方法について共有する

「Googleレンズを使用すると、〇〇がわかったようだよ」
→教師もしらないことを、生徒とともに共有しよう。

@NoguLabo-生徒のワークシート-


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