野口智博の水泳よもやま話し;パドル編その2

その1で述べた通り,パドルを使って普通に泳いでいるだけでは,筋力はつきません.また,パドルを使うと手に掛かる圧力抵抗は増えますので,無理にエルボーアップなどの動きを行うと,肩関節を痛めます.ではどのように使うのが望ましいのでしょうか?

1 パドルのサイズ
2 年齢に見合ったパドル
3 パドルのセッティング
4 パドルを使うときに何を意識すべきか?
5 運動時間の長い持久力練習
6 スピード・パワー系の練習
7 変わった利用方法

1 パドルのサイズ
サイズは,用途によって選ぶと良いと思います.
持久的な練習では,大きめのパドル.私たち世代のスイマーならご存知の,スウェーデンのアンダース・ホルメルツなんて,手のひらの倍より大きいんじゃないか?って面積のパドルで,カシャカシャ練習していました(笑),緒方茂生選手も,デカパドル好きだったなと記憶しています.
一方,スプリント練習では,実際のスイムと同じ,あるいはより速いテンポで泳ぐのが理想なので,手のひらギリギリくらいの,小さめのパドルが良いでしょう.
その1で述べた,パラシュートなどで負荷をかけて「水中筋トレ」「筋トレ+フォーム改善」の要素を盛り込んでトレーニングしたい時は,手のひらより少し大きめのサイズをオススメします.
あまりに大きいと,普段泳ぐ時に使わない筋まで動員しなければならなくなるので,実践からかけ離れてしまうためです.

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