データ活用のために勉強した本_2019

初めてのnote、書いてみます。
去年一年間勉強していて、読んだ本をTwitterで紹介したいと思ったのですが、流れてしまうと自分で振り返るのも大変なのでnoteにまとめておこうと思ったのが動機。
あと、どこかで、noteは書き手のことを考えていてすごく文章が書きやすい、という評判を目にしたので触ってみたくなったので。
それでは早速ですが本の紹介。

1.手を動かしながら学ぶ ビジネスに活かすデータマイニング

昨年の目標は「RとPythonでデータ分析の基礎ができるようになること」だったので、上半期はこちらの本を読んでRの勉強。
数年前に購入して一読していたのですが、実際に自分でコードを書きながらあらためて学習。手を動かさないとなかなか文法が身につかないなとというのを実感できた。

R studioを使ってたというのもあるが、非エンジニアが本当に分析をするだけならRの方がとっつきやすいと思った。

2.プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門(1)

下半期に入って、次はPythonだ!と思ったときに最初に読んだ一冊。Amazon Prime Readingで無料で読めたので軽い気持ちで読んでみたのですが、これが非常に良かった。

非エンジニアのプログラミングに対する知識のなさをなめてはいけない。「初心者向け」という本の大半はプログラミング経験者向けに書いてあることがほとんど。専門用語のオンパレードだし、そもそもプログラミングを始めるまでの環境構築がままならない。

そういう意味ではこの「超初心者向け」の本を最初に読んだのは非常に良かったと思う。

3.ゲームを作りながら楽しく学べるPythonプログラミング

少しPythonのことがわかったぞ!というタイミングで次に読んだのがなぜかこちら。たしかこれもPrime Readingで無料だったから。あとPygameというゲームが簡単に作れるライブラリがあると聞いて試してみたくなった。

ただ、このころの自分にはちょっと難しかった。またちゃんとリベンジしたい。

4.東京大学のデータサイエンティスト育成講座

ようやくPythonでデータ分析だ!とたどり着いたのがこちらの本。弊社若手データアナリストから「この一冊読めばPythonのデータ分析だいたいわかりますよ」とお勧めされて購入した一冊。

結論から言うと、こちらがめちゃくちゃよかった。

Pythonの環境構築からJupiter Notebookの使い方という超初心者向けの導入部分から、コードの書き方、データの前処理、分析の考え方、とまさに実務を意識しながらプログラミングと分析を行ったり来たりしてくれるので、本当に無駄なく順番に読んでいくだけで体系的に身につく。

読み終わった自分の感想としては、ビジネス職の自分が「仕事でPython使ってみようかな」と思えるほど。これからPythonでデータ分析したいという人は本当にこの一冊だけまずはちゃんと読むのがおすすめ。

5.稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである

Twitterでどなたかがお勧めしていたので。Bリーグにずっと興味があったので衝動買い。ビジネスとしてのBリーグ。新規事業を立ち上げる際の苦難。などなどビジネスマンにとっても勉強になること多い。

これを読んだことでBリーグというリーグそのものに興味が出たし、それをいろんな場で発言しまくっていたら、とあるチームからお仕事の話もいただけたりして楽しかった。

BリーグがStatsを整え、データ分析を大事にしているということも知れた。スポーツ×データ分析に興味を持つきっかけになった一冊。

6.データを武器にする――勝つための統計学

その後、Tableau主催のイベントに呼ばれた際にまさにスポーツアナリティクスの分野で活躍されている渡辺啓太さんのお話を聞いて感銘を受けたので著書を購入。

データ分析の結果をどうステークホルダーに伝えるか。いかに分析結果が正しくても聞く耳を持ってもらわないと意味がない。データ分析をアクションにつなげるために組織の中でどう立ち回るかという実体験にもとづくエッセンスが多く含まれていた。

去年のAdtechのデータセッションにおけるバズワード「データ賢者」とも符合する話。
自分は直球過ぎて失敗することばかりだが今年は頑張ろう。

7.Google流資料作成術

分析結果の伝え方シリーズ第2弾。こちらはデータの視覚化、可視化における上手な表現について。

引き算の美学とでもいうのでしょうか。プレゼンテーションにおいてオーディエンスに知ってほしい部分に目を行かせるために、不要な項目は徹底して削除する。それでも要素の配置などに気を配ればグラフとして成立する。みたいな話。仕事しながら定期的に読み返したい。

8.人を動かすマーケティングの新戦略「行動デザイン」の教科書

こちらもおなじみPrime Readingから。博報堂の行動デザイン研究所の方が書かれている本。行動心理学とかぜんぜん勉強したことなかったのだが、文体が柔らかいのでマーケティング初心者の方でも読みやすい。

実務でマーケティングをやり始める、みたいなタイミングで読むとよいのではないでしょうか。

9.たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング

言わずと知れた元スマートニュース西口さんの著書。十分ベストセラーだが、自分的にも昨年のベスト本第2弾。

個人的にはN1分析よりも9セグマップの手法の方が試してみたくなった。戦略的に事業を成長させるために、市場における自社のポジショニング、顧客との関係性を把握してどうアクションにつなげるかということが具体的に説明されていて勉強になった。

何を隠そう弊社の部長陣に対して推薦図書としてお勧めした。社内の共通言語にしたいなと思えることが多かった本。今年実践してみる。

10.岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。

一応マーケティングの勉強の一環で。任天堂の岩田さんの生前の発言の数々をまとめたもの。

ゲームとかエンタメとかみんなが夢中になって盛り上がるものを作った人の考え方は一般的なマーケティングとは少し軸が異なるが、それゆえにエッセンスとして吸収すると勉強になることが多いので、定期的にこういう本も摂取している。

11.文系AI人材になる

Adtechでご一緒したZOZOの野口さんに献本いただいた。

まさに社内における自分のポジションもこれに近いと思うし、AIをどう使う側に回るかという話。そのための最低限のAIに関する知識が身につく。AIというとけっこう技術的な本や活用事例に特化したビジネス書が多い中で、多くの会社における仕事の中でのAIの位置づけを少し抽象化して説明されている珍しい本。

タイトルの通り、文系、営業職、企画職などの人たちが読んでおくとこれからのAI時代に取り残されずに済むかも。


という感じで2019年に読んで、データ活用、データ分析を中心に勉強になった本をまとめてみました。

こうして振り返ると11冊。たぶんもう少し読んでると思うけど、思い出せる、役に立ったと思えるのはこれくらい。もっと読みたい気もするけどアウトプットもしたいので難しいでしょう。

これでやっと去年に一区切り。今年はTableauと英語を勉強する予定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?