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イタリア大学留学の準備記録

こんにちは、のぐちです。

今回は、実際に体験したイタリア大学留学までの日々をざっくり振り返りました。イタリアの大学へ留学を検討している方の参考になれば幸いです。

なお、こちらの記事は、西日本在住の社会人が、2024年9月にシエナ外国人大学(Università per Stranieri di Siena)の3年間の学士課程(Corso di Laurea)に留学するまでの準備記録をまとめています。

志望する大学やその年によって、留学手続きが異なる部分もあるかと思いますので、必ず大学や大使館・総領事館に最新情報をご確認ください。

初めてのイタリア・フィレンツェにて(2012年2月)

2023年

8月

翌年の9月からイタリアの大学(シエナ外国人大学)へ進学することを決意

10月

シエナ外国人大学のHPにて、コース内容や留学に必要な書類、直近の入学条件などをチェック。ひたすら情報収集

シエナ外国人大学に入学するためには、アジア圏の留学生は「B1(中級)」レベルのイタリア語能力が必要と判明

11月下旬

退職したい旨を上司に報告

2024年

1月20日

最終出社日を5月17日に決める

1月下旬

卒業した高校に卒業証明書・成績証明書(厳密には成績証明が不可な証明書)の発行を依頼

2月9日

高校にて卒業証明書・成績証明書を受け取る

2月16日

正式に退職願を提出

2月22日

アポスティーユを取得するため、卒業証明書と成績証明書を外務省に郵送

※アポスティーユとは…

日本の官公署,自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のことです。外国での各種手続き(婚姻・離婚・出生,査証取得,会社設立,不動産購入など)のために日本の公文書を提出する必要が生じ,その提出先機関から,外務省の証明を取得するよう求められた場合,また日本にある提出先国の大使館・(総)領事館の領事による認証(=領事認証)取得に際して要求された場合に必要になります。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000548.html

2月23日

在大阪イタリア総領事館のHPに掲載されている翻訳者リストを見て

  • 卒業証明書と成績証明書のイタリア語翻訳

  • 等価証明書の取得代行

の見積依頼を送付(卒業証明書と成績証明書のPDFも添付)

※等価証明書とは、日本で取得した高校の卒業証明書と成績証明書が「イタリアでも同様の価値がある」と証明する書類です。

2月25日

見積もりを検討してイタリア語翻訳者を決定、銀行振込で代金を支払う

※イタリア語翻訳と等価証明書の取得代行の費用は合計25,000円

2月26日

等価証明書の申請に必要な住民票・戸籍抄本を取得

3月1日

外務省からアポスティーユのついた卒業証明書と成績証明書が返送される

外務省からお墨付きをもらった卒業証明書・成績証明書

3月4日

大学に初めてメール。入学するために必要な書類・最新の入学要件・出願開始時期などを確認

3月5日

イタリア語翻訳者に、アポスティーユのついた卒業証明書と成績証明書、等価証明書の申請に必要な書類を郵送

3月6日

イタリア語翻訳者から、卒業証明書と成績証明書をイタリア語に翻訳したPDFが届く。内容を確認し、在大阪イタリア総領事館で等価証明書の取得を進めて頂くよう依頼

3月13日

大学から滞在先アパートのオーナーを紹介頂き、住居を予約したい旨を連絡

3月19日

大学からUNIVERSITALY(オンライン出願システム)で2024年度の出願受付が開始したとの連絡を受ける

3月22日

在大阪イタリア総領事館から

  • イタリア語翻訳された卒業証明書と成績証明書

  • 等価証明書

が返送されるも、等価証明書に記載されている出生地のローマ字表記が間違っていることに気づく

3月28日

在大阪イタリア総領事館に等価証明書を返送し、出生地表記の訂正を依頼

4月3日

在大阪イタリア総領事館から、出生地表記が訂正された等価証明書が届く。これで大学の出願に必要な書類が全て揃う

4月4日

必要書類をUNIVERSITALY(オンライン出願システム)に登録し、大学に出願

実際のUNIVERSITALYでの登録画面

4月8日

UNIVERSITALYで出願申請が受理される

4月11日

イタリアでの滞在先を確保。オーナーに住居証明書を発行して頂く

4月18日

大学の入学要件となっていたCILS B1の受験を申し込む

※受験料は107ユーロ(当時のレートで18,097円)

5月17日

退職(最終出社日)

5月21日

ローマ語学留学(5週間)のためイタリアに渡航

退職して4日後にはローマにいた

6月4日

ローマの語学学校にてCILS B1の試験を受験

早めに受験・合格しておくのをオススメします

6月29日

ローマの短期留学を終え、学生ビザ申請のため日本に帰国

7月17日

在大阪イタリア総領事館に学生ビザ申請のアポイントメールを送付

7月23日

在大阪イタリア総領事館から「8月2日に必要書類を持って来館してください」と連絡あり

7月24日

学生ビザ申請用の証明写真を撮影

7月29日

  • 学生ビザ申請用の住民票・戸籍謄本を取得

  • 学生ビザの申請条件を満たす海外傷害保険に加入

7月30日

銀行で残高証明書を発行。これで学生ビザ申請に必要な書類が揃う

8月2日

在大阪イタリア総領事館にて学生ビザ申請

※7分で終了。ビザ申請は無料

在大阪イタリア総領事館がある中之島フェスティバルタワー

8月18日

学生ビザがおり、パスポートが返送される

留学に必要な書類を集め始めて半年後、ようやくビザを入手

8月19日

イタリア行きの航空券を購入

8月20日

出国前の事務手続きを行う

  • 準確定申告

  • 海外転出届の提出

  • マイナンバーカードの国外継続利用届け

  • 国民健康保険からの脱退

  • 国民年金からの脱退

8月21日

6月に受験したCILS B1の結果が出る。無事に合格

※仮にこのCILSの試験結果が出ていない or 不合格だった場合は、8/30のCILSU(大学独自のイタリア語口頭試験)をオンラインで受験する予定でした

受験から2ヶ月半が経ってようやく結果発表

※以降はあくまで予定ですが、きっと大丈夫でしょう!

9月初旬

イタリアに渡航

9月中旬

イタリアで滞在許可証を申請

9月下旬

大学の授業開始。晴れてイタリアの大学生!!

12年ぶりに大学生になります

おわりに

ざっとまとめてみましたが、高校の卒業証明書・成績証明書を取得〜UNIVERSITALYで大学への出願が完了するまでの約3ヶ月間がヤマ場でした。

在大阪イタリア総領事館での学生ビザ申請はかなりビビっていましたが、必要な書類がきちんと揃っていたのであっという間に終わりました。これは意外でした!

大学への出願・学生ビザ申請に必要な書類や詳しい手順などは、下記の記事をご確認ください。

未来のどなたかの参考になれば幸いです。

今回もお読み頂きありがとうございました!

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