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山手線沿線膝栗毛 二十二編:新橋~大門の巻 2021.4.3

二週連続の膝栗毛。
天気もいいし行けるときに行っとこうかなと。

新橋駅の汐留口から今日の膝栗毛スタート。

まずは前回も行った旧新橋停車場。その中にある鉄道歴史展示室へ。
しかし入り口に撮影禁止の文字が…出鼻くじかれちょっとテンション下がる。しかも常磐線展という激シブな展示。
鉄オタじゃないし常磐線には縁がないのでぼんやり眺めていると、つくば万博のマスコット、コスモ星丸が。
こいつの姿見るの30年ぶりくらいじゃないかな。とにかく懐かしかった。そして写真撮りたかった。
展示室の面積は建物の半分くらいしかなく、残りはイベントスペースなのかな?今は使われていなかった。だから思ったよりも狭い。

八重桜?
建物の裏側はホームを再現

前回気づかなかった駅の遺構を確認し、お次はカレッタ汐留の46階にある展望台へ。
ちゃんとした展望台かと思ったけど、行ってみるとレストランの隣のデッドスペースな休憩所がガラス張りになっているのでそこからの展望を見ろっつー話。無料だし見晴らしは最高なので文句なし。
旧築地市場、今は駐車場みたいになっていた。

浜離宮恩賜庭園
更地になっている旧築地市場

地上に降りてお次は日テレのビルを探すも、ここがどこだかわからない。ビルはホント方向感覚を狂わせるわ…
スマホをグルグル回しながらひと気のないビルの通路を抜けて日テレへ。日テレのビルは日本テレビタワーっていうのね。
宮崎駿デザインの大時計があるのでそれを見に行ったんだけど、全然人がいなかった。
しかし、宮崎駿デザインとビルディングの組み合わせはまった調和されていないね。岡本太郎は奇抜だけど案外街の中に溶け込んでいるのはすごいことなのかも。
日テレの中にグッズショップがあるんだけど、Y氏全然興味なさそうだったんで入らなかった。

日本テレビタワー

行きの電車からY氏に話をふっても反応が薄い。まあいつものことだなと思ったけど、仕事が激務だったようでその後とんでもないことになるとはこのときはまだ知る由もなかった…

電車には興味ないけど、モノレールが通ると見ちゃう。大して変わりないのに。
イタリア街という一角へ。
道路が石畳だし、競馬のウインズもなんだか西洋風建築。意図的にイタリアンな景観にした一画。
ここもひと気がない。オープンカフェに外人さんいたけど、逆になんだか淋しげな雰囲気。
そのせいかわからんけど、東京には珍しく?実用性のない街みたいだ。お洒落に建つビルもディズニーシーのような作り物感があったし現実的な感じがしないんだよなぁ。

第一京浜の歩道橋を渡り、やはりひと気のない雑居ビル群をしばらく歩いて新橋塩釜神社へ。
ここはなんといっても狛犬が間抜け面しててかわいい。

Y氏に次は愛宕神社へ行くと告げるとやけに驚く(そもそも奴は今日の行程を予習していない)。
元々疲労気味&寝不足なコンディションで愛宕神社名物、出世の石段へ登る心の準備が出来ていないようだ。
僕も最近腰痛が酷くて人の心配をしている場合ではない。
神社へ着くと今日イチの人の多さ(でもいつもより少ない方だと思う)。そして壁のような石段…意を決して登る。
石段の一個一個が大きいから必要以上に足を上げるのが相当きつい…聞きしに勝るとはまさにこのこと。頂上へ上がったときにはヘトヘトだ。
そして本殿へのお参りの列が結構ある…ので速攻でお参りは諦める。
じゃあお守りでもと社務所へ行くと、金ピカの勝守りがあったので欲しかったけど1500円もしたのでこちらも諦めた。勝守りの値段に負けた。
江戸城無血開城会談の地の顔ハメパネルの前で写真を取り、これで満足する。

お次は神社と同じ標高にあるNHK放送博物館。
元々NHKはこの愛宕山から放送していたようで博物館は1956年からやっているそう。17時閉館でこの時すでに16:45くらい。
無料なので軽い気持ちで入ったけど、昔の機材やら映像もあったりとガッツリ見たら結構時間かかる内容だった。昔の機材とコンソールってかっこいいよね。
ここも基本撮影禁止。撮影スペースでゴン太くんと記念撮影して足早に博物館を出る。
山の下りはエレベーターがあるのでそれで降りた。

お次は東京タワー。僕は20年ぶりくらいだ。
石段で足腰やられたのでちょっとの坂がキツイ…
タワーの入口付近はイベントスペースになっていて、もう鯉のぼりが大量に掲げられている。
子供の遊ぶ遊具があって親子連れが多いけど、ここでも人出は少ないほうだ。やはり外国人を殆ど見かけないのが大きいんだろう。
ここでやっと休憩。
さすがにタワーへは登らないけど、2階にあるお土産物屋へ行く。
コロナ禍でテナントが結構撤退したというニュースを見たけど確かに店は少なめ。客少なめ。
僕は東京タワーのポストカードが欲しかったんだけど、ざっと見て回ったけど売ってなかった。

東京タワーを出て更に坂を登る。
アントニン・レーモンドの設計の聖オルバン教会を見に行く。
1956年の教会は、ぱっと見普通…俺でなきゃ見逃しちゃうね。

この通りを歩いているとフリーメーソンのマークがある建物を発見。東京メソニックセンターなるものが建っている。
フリーメーソンといっても何やってるかわからんけど、港区の一等地に結構大きなビルヂングなのでやっぱ凄いんだなと。

坂の頂上の飯倉交差点にノアビルという黒い円筒形の特徴的な外観のビルがあるんでそれを見に行く。
悪の巣窟みたいなビルだけど、中にはオフィスやフィジー大使館が入っているそう。
交差点のとこに警察が立っていてちょっと看板に隠れて撮影する。
ノアビル近くにちょっと変わった屋根の建物があるが他のビルの影になっていて外観がよくわからない。
地図を見てみたら宗教団体の建物だった。だから警察が立っていたのかな。

来た道を戻りもう一度東京タワーの前を通って増上寺方面へ。
もみじの滝の前を通って芝公園へイン。
その中にある芝丸山古墳へ登る…が、思った以上に古墳の階段がキツイ…なのでこの先に伊能忠敬測地遺功表があるんだけど、諦めた。
忠敬さんゆかりの地へ行かないもの自分的になんだかなと思ったけど、後日調べると測量の起点が高輪の大木戸だったから碑を建てたみたい。この地あんま関係なかった。

道に迷ってY氏にここがどこか聞いても上の空で、思考停止した歩くマシーンと化しているし、膝栗毛でここまでお互いグダグダなのは初めてだ…
このへんで休憩したい。最近低アルコールビールが発売されたんで休憩がてらそれを飲もうって算段。でもコンビニがない。
だもんでそのまま隣の芝東照宮を参拝し、芝公園のメインの広場へ行くと、フェスでもやってんのかってくらい人がレジャーシート敷いてくつろいでいた。東京タワーの見えるロケーションでなんか平和だったね。

ここで休憩したいけどビールはまだ入手していないのでそのまま増上寺へ。
遠くから見えたときに気づいていたけど、本殿が改修工事中で外観が覆われている…まあこれはこれでレアな絵なんでよしとするか。
20年くらい前に来たときは大晦日でライトアップされたお寺と東京タワーが綺麗だったんだよな。
そういやお守りチェックすんの忘れた…僕も思考停止気味だったわ…

有章院霊廟二天門という、左右に多聞天像と広目天像を配したかっけー門がある。やっぱり四天王像はかっこいいね。
ホントはもうちょっと先にある御成門まで行きたかったけど、とにかく休憩したかったんで行くのやめる。

増上寺まで戻りその近くのファミマで低アルコールビールを…と思ったら売ってない!
なんかすごくガッツリ。近くの公園で本日二度目の休憩。

大門近くに大門際公衆便所がある。昭和5年、半地下に作られた男女兼用のトイレ。とりあえず用を足したけどこれ女性は入れないよね。

東京十社のうちのひとつ、芝大神宮は増上寺や愛宕神社に比べると存在が地味。
本殿へはここもちょっと急な階段。下にお賽銭があったのでここで済ませようかと思ったらY氏登りたがる。しょうがないので僕も上まで登り本殿で参拝。これで10社中8社制覇。

浜松町駅の手前に大門駅があったんでそこでゴールでいいやと思ってそこから帰ったけど、そういえば山手線の駅をちゃんと行くんだった。
前回はすでに新橋まで行ってたんでゴールの駅は気にしなくてよかったし、3ヶ月のブランクあったんでそのルールすっかり忘れていたのを次の日に気づく。

それほど疲れていた弥次喜多でした…だから次は大門駅からスタートです。

<本日の行程:8.8km 今までで一番疲れたかも…>


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