山手線沿線膝栗毛二十三編：大門～田町の巻 2021.6.26

2022年2月19日 10:25

やっぱりまた出た緊急事態宣言。だもんで間が空いて2ヶ月ぶりの膝栗毛。
今回はワクチン接種の一回目を終えたケンイチが去年1月以来の参加。

前回の終点、大門駅からスタート。
目の前にあるのに行ききらなかった浜松町駅をチェック。
まずは旧芝離宮恩賜庭園を上から展望できる場所があるんだけど、駅の南口へどう行けばいいのか迷う。

駅前に世界貿易センタービルディング。
ここは展望室があるんだけど、取り壊しが決まってもう入れない。
今はテナントも入ってない無人状態。
改めて調べてみると、霞が関ビル（36階、147m）に次ぐ日本における2番目の超高層ビルとして竣工した。西新宿に京王プラザホテル（47階、169m）が建つまでの約1年間、高さが日本一だった(wiki情報)。
入ってみたかったけど、外観拝めただけ良かったと考えるべきか…

南口へ迂回するように歩いていくと讃岐稲荷神社・小白稲荷神社とニコイチになっている神社がある。
鳥居が2つで本殿がひとつ、狛犬のひとつがライオンという例外に満ちた神社。小さいけど見ごたえはある。

浜松町駅の南口につづく階段を登ると旧芝離宮恩賜庭園展望所を発見。
庭園は事前予約制になっているようで人がまばらにいるだけ。
展望のいい場所だけど、通路を通る人もあまりいない。展望所に足を止めている人も僕らだけ。

ここから運河沿いの道を歩く。
歩いていると頭上の首都高速から変な声が。見上げると牛を運ぶトラックが通り一同ビビる。
運河沿いは散歩道としてちゃんと整備されているので歩きやすい。いきなり水門があってテンション上がる。

しかしこの散歩道はすぐに運河のドンツキ、重箱堀で終わってしまう。

旧海岸通りという大通をしばらく行き、芝浦運河沿緑地という名のこれまた運河沿いを歩く散歩道へ。
インクスティック芝浦のあった場所の裏地を通ってぐるっと歩く。
道の先端は川の十字路があってこれまたテンション上がる。
歩いている人いないし、ここはいいスポットだ。

芝浦運河緑地の通りをはんだ向こう側にはかつてジュリアナ東京があった。
とっくに別の会社が入っていて面影はまったくないが、一応エントランスに名残みたいなのがある。

ウォーターフロントがかっこいいという時代はもう終わり、ここらは淋しげだ。

旧協働会館という芝浦花柳界の見番の建物。
今じゃ都内唯一の木造見番建造物だそう。
だからちょっときれいにして今は港区立伝統文化交流館という資料館兼カフェ的なものになっている。
興味あったけどなんか二人興味なさそうだし、僕も入口正面の受付の人と目があって入りづらかったので外観だけを見て先へ行く。

山手線や東海道本線の高架橋の横を歩いているとちょいちょい新幹線や色んな電車が通るんだけど、その都度Y氏テンション上がっている。でもけっして鉄オタではないと言い張る。認めれば楽になるのに。
東京モノレールは海沿いだからかレール部分や柱とかの錆が半端ない。
柱はコンクリート？なのに汚れすぎ…前時代の遺構みたいな凄みがある。

山手線の下をくぐり公園で休憩。
今日は暑くなる予報だけど日差しがない分まだ大丈夫。
個人的に腹と腰の調子が悪いけど…

一息ついて公園のすぐそばにある御穂鹿嶋神社へ。
先客が熱心に狛犬を撮っている。もしかして狛犬マニアの人、初めて遭遇したかな？
やっぱり一眼レフカメラとか持っているとマニアに説得力でるな。スマホのカメラでパシャパシャの僕らは軽いね。
境内には茅の輪くぐりがある。年の瀬や今の時期に行われるようだ。
社殿は新しいけど、狛犬は古くて立派。裏に年代が書いてあるんだけど読めない…大きくてフォルムが丸っこくてよい。これは上位クラス。
最近狛犬のことしか考えていないY氏はしばらくこの狛犬から離れなかった。
裏手には一つの台座に二頭いるという初めて見たパターンの狛犬がいた。ケルベロス感がある。