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山手線沿線膝栗毛 二編:大崎~目黒の巻 2018.11.17

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今日は風邪ひいているケンイチも参加。
風邪ひいてるなら無理すんなと言ったんだけど、本人が大丈夫といってるんで治りかけているのかと思ったら、ガッツリ風邪ひいてるじゃねえか。
結果、大丈夫じゃなかった。

そんなケンイチと弥次喜多を乗せた山手線は品川駅で下車。
駅のホームに山手線のゼロキロポストがあるって気づいたんで、チェックしとこうかなと。

が、ホームをウロウロするもちっとも見つからない…ホームの端っこにあるんだと思って品川駅の長いホームを端から端まで歩くもない。
もう諦めて行こうかと思ったが、最後の最後にホームの中程の位置にゴジラをモチーフにしたタイルを発見。
さっき通り過ぎたのに気づかなんだ…
ゼロキロポストは結局見つからなかったけど、このタイルのほうがフォトジェニックだから良しとしよう。

品川から一駅乗って大崎駅からスタート。
駅降りて居木神社への道を探していると、ニュー大崎ビルという一階部分が商店街になっている昔ながらのビルディング発見。面白そうだからその中を突っ切ってみた。
入るやいなや、中華料理の匂いが漂っている。ちょっと歩くとやっぱり中華料理屋があった。
何店舗か閉まっているようだったけど、いい感じの雰囲気。

反対側へ出てみると、居木神社の参道への道がすぐみつかる。この道が正解だったようだ。
参道は住宅の間を抜ける小路のようだけど、その一本道が坂になっていてこれまたいい感じ。
参道なのに路地裏感!
居木神社は参道の細さと裏腹に想像以上の大きさ。
なぜか身長測る石碑?やドラえもんやミッキーらしきあやうい石像もあったり手水舍の龍が狛犬だったりとちょっとカオス。

ざっくりと身長測って、お次は五反田駅を目指す。

山手通りに出て何も考えずにそのまま歩くと道は湾曲しているので駅から遠ざかってしまう。
ここらへん前回同様、方向を狂わせにかかってくるので注意が必要。
軌道修正をし、なんとか目黒川に出てみると、ふれあいK字橋なる橋が架かっている。
地上じゃよくわからないが地図で見ると、南側から見て確かにKの字している。

東急池上線の高架下を通り五反田駅をチェック。

五反田駅を過ぎ、ここ周辺のビル郡の中に庚申塔があるっていう情報をキャッチしたんで探してみる。
ほんとにここらへんにあるのかっていうビルしかないところ、オフィスとかが入っているビルなのかな、その建物の入口に建っていた。

お次は池田山。
わかりやすく大通りに出て行こうと思ったが、地図で確認すると大通りの高速沿いからじゃ山へ行けないようになっている…だもんでちょっと駅に戻ってから池田山へ登山開始。
坂へ合流する長い階段を登る。
この池田山、西側が崖のような地形なんじゃないかな。東側からのアプローチはいくつも道が通っているなだらかな傾斜。
でも現地行っても、全体の地形像ってのは建物もあるし想像しづらいもんがある。

池田山地区へ入った途端にハイソなテリトリーに足を踏み入れたと一行に緊張が走る。
家もデカイし、視界に入ってくる車が高級車しかねえ。否応なしの場違い感。

そんな高級住宅街の真ん中にあるのが、ねむの木の庭。

『皇后陛下のご実家、旧正田邸の跡地に整備した公園であり、園名は皇后陛下の高校生時代に作られた詩からつけられたものです。』

品川区HPより

玄関の門柱だけ当時のものを残して…と思っていたんだけど、調べてみると門柱復元だった。
中心にねむの木が象徴的に生えていて、周りに花や木が上品に植えられている。
花の前には美智子様が詠まれた詩なんかがあって、それを厳かに鑑賞するおっさん3人。
因みに両陛下が今年の6月にここへ来ていたようだ。

インドネシア大使館がメルヘンチックな洋館でちょっと気になったが、ここは大使館ではなくて大使公邸。やはり昔からある洋館(中は和式らしい)をそのまま利用しているそう。
手前にあったベラルーシ大使館の普通の民家(それでも高級だが)との格差はなんなんだろう。

場違いな町並みを歩き、池田山公園へイン。
ここはもうお約束の大名庭園跡、当時の庭園は今の5倍以上の広さだったようだが、今でも広い部類。
一番低いところに池があり、そこへ行ってみると小学生がシロサギがいると騒いでいる。
僕らも探してみると確かに鳥がいるけど、果たしてこれがシロサギなのかどうかはわからずじまいだ…後日調べるとアオサギじゃないかなと。
この公園で休憩。そんなに歩いてないけどケンイチはかなりしんどそうだ…

お次も庭園跡の公園へ。
目黒通りに出てその向かいにある国立科学博物館附属自然教育園という長ったらしい公園。
入場料300円払って中に入るも、閉園時間まであと30分ちょっとしかない。
敷地の広さはさっきの公園の10倍はあるんじゃないかっていうくらい広い。
だから時間足りないんじゃないかとちょっと焦って早歩きでまわる。
この公園はかなり鬱蒼とした原生林っぽいんだけど、ちゃんと木や花に名前のプレートがあって親切だし、その草木の生え方からしてちゃんと計画的に植えているのだろう(手前の部分だけ)。
でも時期的な問題なのか、生き物の気配があまり感じられなかったのは残念。鳥の鳴き声はあたりから聞こえるもののその姿を確認できず。
いくつかある池なんか完全に死んでいる。
入り口にあった案内板にはカワセミとかも観察出来るっていうんで最初テンション上がったんだけどねえ。
なんか化け物じみた松の木なんかをぐるっと見て回って20分くらいで一周する。
しかし目黒駅はもうすぐそこなのにこの森林感はすごいなと改めて思う。
今度は来るときはゆっくり見て回りたい。

目黒駅へ行く道すがら、ここは品川区上大崎なのに、お店や建物の名称がことごとく両隣の目黒や白金台の名前なのはなんかずるい。
目黒駅も目黒区じゃなくて品川区上大崎にある。これは確かブラタモリでも言っていた。
でも逆にそんな上大崎がちょっと好きになった。

目黒通り沿いにある誕生八幡神社へ寄る。
誕生って珍しい名前だけど、太田道灌が夫人の懐妊にあたり勧請したものらしい。
名前通りに安産にご利益あるとか。
それよりも狛犬の後ろにある銀杏の木が気になったら、樹齢250~300年のようだ。
しかし銀杏って長寿ね。
ここは目黒さんま祭りの会場らしいが、それにしては狭すぎるぞ。どういうことだ。

目黒駅に着くも駅舎はやはり特筆するものなし。

今日のゴールはここだが、時間もまだあるのでもうちょっと。
駅前はややこしい五差路になっていて、下り坂になっている行人坂へ。

この坂はかなりの急勾配だ。
その中腹の右手にホリプロのビルが、左手には大円寺があって、かなりの数の石仏群があるので寄ってみる。

日も落ちかけているけど、境内にはそこそこの参拝客がいた。
お地蔵さんの石群が一区画びっしりと並んでいる。
それとここは山手七福神の大黒天があるようで、探してみると新しめの七福神の像が全員集合していた。
さすがにこれじゃないとおもったら、本堂の中に祀られている。だもんでお参りしといた。
庚申塔も確認したところでお寺をあとにする。
このお寺、後日調べたら江戸三大大火の一つ、明和の大火の火元だそうだ。
この火事は日本橋と上野まで延焼したそうだ。それは大惨事だな…。

坂の下には目黒雅叙園が。
それを確認して、今降りてきた坂を登る。
散々歩いてきて最後にこの坂はきつかった…

目黒駅のアトレのユニクロに行って終了。

<本日の行程:8.3km也>

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