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休学 海外 総まとめ

ども、のぎです。

先日、約4ヶ月半の旅から帰国しました。
2018年8月25日に出発し、インド、エジプト、ウガンダ、タイ、ニュージーランド、カナダ、アメリカと7ヵ国を回ってきました。

帰国してから少し時間はたってしまいましたが、今日は旅の総括をしたいと思います。


そもそも、どうしてのぎは海外を旅してみたかったのか。

それはただただ、自分の好奇心を満たしたかったからです。

知らない世界を知りたい。見たことない景色を見てみたい。
そのときにその場所で、自分がどう感じるのかが知りたい。

ただそれだけでした。

しかし、ただの観光では終わりたくなかったので、旅をするときに大事にしていたことがあります。
それは

現地で生活する。

ということです。

のぎは大学2年の時に、東南アジアを一人でまわったことがありました。そのときも、未知なる世界に触れて、自分の好奇心が満たされた感覚がありました。しかし、同時に
「もっと知りたい、この旅では観光客としての表面しか見れていない気がする。」。
そんな気分でもありました。

だから、今回の旅は現地で暮らす人と同じような生活をすることを心がけていました。
そのために、1つの場所に1~2週間は滞在する、できればホームステイさせてもらうようにしていました。

旅の前半に訪ねたインドやウガンダでは、現地の会社を通してのインターンや、現地の孤児院に住ませてもらうことなどができたし、後半に訪ねたニュージーランド、カナダ、アメリカはホームステイ中心の生活をさせてもらい、観光ではできないことができたかなと感じています。


こうしたことをしながら、それぞれの国で新しい発見や感動はあったのですが、それは別で投稿しているので、今回は全体を通してのまとめを。

まず、旅を通しての発見を簡単に書くと

発見

・旅することは案外簡単。Googleマップ&GPS最強。ネットがあれば時刻表見れるしチケットも買える。
・どこもそこそこ発展してる(首都には高層ビル、ショッピングモールなど)
・中国の影響大(エジプト、ウガンダ、ニュージーランド)。でも、インドではあまり見なかった。
・日本は安全、便利(コンビニ)。そして、安い(特に食費)。ただ、交通費は高い。
・どんな些細なことでもいいから、相手に興味を持つと会話ははずむ(税関では現地語あいさつ、ローカルフード食べたよとかあなたの母国行ったよとか)。
・海外の人の方が日本のことよく知ってる(寿司の作り方、和包丁、映画など)。

だったかな。
あとは、だいたいどこに行ってもTOYOTAの車はあるし、宗教観が日本とは違うなと思う場面などが多々ありました。

でも、今回ここで書きたいことはもっと自分が感じた、感動したことについて。
なので、これらの発見は箇条書き程度で。笑

ここから先は、あとで自分も振り返られるように書き留めておきます。

大きく感じた、感動したことはこの四点

・今まで知ったつもりだった世界が自分事になった
・自分の当たり前が当たり前じゃないって改めて気づいた
・非日常に慣れた
・人の優しさをたくさん与えてもらった


今まで知ったつもりだった世界が自分事になった

今まで自分が知っていた世界のイメージは、だいたいはテレビ番組で見たとか、ネットで知ったとか、授業でやったといった、知識の枠の中にあるものでした。

しかし、今回の旅のおかげで僕は各国に友達ができました。
だからこそ、また行きたいと思えるし、もし今後テレビのニュースでその国が取り上げられると、自分はその国に想いをはせることができると思います。これって、どこか他人事だった外の世界が、少しは自分事になったのかなぁと思います。これまでよりも、少しだけ身近に感じられるようになったかなって。今すぐにどうこうってことはないんですけど、将来自分が海外や海外の課題(世界の貧困など)に関わりたい!となったときに、何も知らないよりかは優しく寄り添えるかなって。そういうところを自分は大事にしたいなと思います。


自分の当たり前が当たり前じゃないって改めて気づいた

よくある話かもしれませんが、外に出てみると自分の当たり前が当たり前ではないんだなってすごく感じました。小さなことだと、コンビニや自動販売機があるかないかとか。
でも、ウガンダの孤児院に行ったときに、より強烈に「当たり前が当たり前じゃない」と気づかされました。

のぎが訪ねた孤児院は水道がありませんでした。毎日水を汲みに行かなければなりません。電気もソーラーパネルはありましたが、全部の建物で使えるわけではありません。生活に必要なインフラがここにはありませんでした。しかし、彼らにとってはこれが当たり前なわけで、薪をわって火をおこし、毎日近くの水汲み場まで重いタンクをもって往復するわけです。電動のマシンなんてありません。全て人力です。

小学生くらいの女の子がテキパキと働く中、自分はよたよたと水のタンク1つしか運べませんでした。草刈りの道具を握る手にマメができて潰れました。痛かったです。

確かに日本は恵まれていると思います。自ら望まない限り、日本でインフラが整っていない生活をすることはほとんどないでしょう。
しかし、災害が、僕らの全てを奪うときがあると、僕たちは気づかされました。

環境が変われば、それまでの当たり前なんてコロッと変わります。そして、自らの意志に関係なく、外的要因によって、環境は変えられるときもあります。
そのとき、自分は生き抜く力があるのだろうか。
のぎの目の前にいた少女は、のぎよりもたくましく、生きる力にあふれていました。

当たり前が当たり前じゃないということを感じるとともに、立場が変われば自分はなんて無力なんだと感じさせられました。


非日常に慣れた

今回の旅では、アジア(インド・タイ)、アフリカ(エジプト・ウガンダ)、オセアニア(ニュージーランド)、北米(アメリカ・カナダ)と様々な地域を回ることができました。
毎日が、それまでの自分が過ごしてきた生活と比べて非日常体験にあふれていました。
言葉が違う、宗教が違う、食べ物が違う、建物が違う。インドでは騙されたり、犬に追いかけられたりしました。ニュージーランドでは牛のと殺を体験しました。
毎日新しい何かに触れていました。

しかし、時間が経つにつれてその非日常体験に慣れてきている自分がいました。特に、最後に回っていた北米は、生活水準もアジアやアフリカに比べると高く、日本で暮らしているときと何ら変わりません。
「まあ、こんなもんかな。」と感じるようになりました。

もちろん、自分が見てきたことはその国の一部分でしかないし、自分が認知できたことが少ないとは思います。留学のように、より専門的なことをしていればもっと見えるものは違ったかもしれません。
しかし結局は、僕らは毎朝起きて、働いて、食べて、寝て。場所は変われど、みんな生きるためにやっていることは同じだなぁと。当たり前なんだけどそう感じました。
そうした中で、日々、考え続けること、行動し続けることが、日常の中に新しいものを与えてくれるのかなと思いました。


人の優しさをたくさん与えてもらった

僕は今回の旅で計9軒の家でホームステイさせてもらいました。
どの家も素晴らしいホストで、僕の旅が豊かなものになったことは間違いありません。

ホストの方々は見ず知らずの僕に本当に優しくしてくれました。
住むところと、食べ物を提供してくれただけでなく、仕事が休みであれば外を案内してくれたり、自分の将来の夢などの話を親身になって聞いてくれました。

ホストからしたら、一体どんな奴が来るのかわからないし、不安もあったと思います。それでも、来てくれた人に対して、溢れるホスピタリティでもてなしてくれました。
のぎは、旅に出る前には想像もしていなかったほど、たくさんの人に助けてもらい、その優しさを与えてもらえました。この旅が無事に終えられたのも、自分一人の力でもなんでもなく、旅の中で出逢い、赤の他人の自分を助けてくれた多くの方のおかげです。旅先の自分は、その優しさへの恩返しができませんでした。ただただありがとうと。

この先、お世話になったホスト全員に会えるかはわかりません。もう一度その国に行くときには遊びに行きたいし、彼らが日本に来たときは、自分がしてもらったようにおもてなしがしたいと思います。でも、彼らは見ず知らずの自分にたくさんの優しさを与えてくれました。自分も将来与えてもらった優しさを別の人に送れるように、恩を恩で送れるようになりたいなと思いました。

旅を終えて、始める前の自分は想像できなかったような、たくさんのヒトコトモノに出逢いました。その中で多くのことを感じ、考えました。
しかし、旅を始める前から、終わった中でも変わらないものもありました。

それは、自分は日本が好きだってところでした。
日本の方が○○のところがいいな、とか、ここは日本よりもこの国の方が優れているなとか。そうした比較をしながらも、自分の視点はいつも日本にあったし、これまで出会ってきた日本の素敵なヒトモノコトを海外にも発信したい。これまで自分が出会ってきた日本の地域のおいしいものや素敵な人を、海外の人にもいいなって思ってもらいたいと感じました。

あと、自分は新しいものや、それまで知らなかったことに触れるのが好きなんだとあらためて感じました。
へー、そうだったんだ!という発見の瞬間がなんか楽しい。この気持ちはこれからも大事にしたいなと思います。


知らない土地に一人でいると、自分自身をよく考えることができました。改めて、自分の嫌なところ、弱い部分もしれたし、自分の興味関心もしれたし、これから自分がどうしたいのかについても考えることができました。
これからのことについては、前回の記事にかいてあるので、省略します。


この旅を通して、インプットできたことが多かったです。てか、多すぎて消化不良。(笑)
それと同時に、自分にはまだ実力がないと思い知らされました。だから、今は自分にできることを少しずつ増やして、やりたいことに近づきたいと思います。少しずつ、アウトプットしていきたい。そう思います。

旅を通して得られたものも多いです。たくさんの方にお世話になりました。この場を借りて、ありがとうございましたと言いたいです。ありがとうございました。これから、また少しずつ頑張っていきたいと思います。

今日はこの辺で。読んでいただきありがとうございました。

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