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「JPモルガンの貴金属取引事務所は犯罪組織」として米国司法省に告訴される

2019年10月10日のCOBRAの記事「The Silver Trigger」で紹介された記事「DOJ Accuses JPMorgan's Precious Metals Trading Desk Of Being A Criminal Enterprise」を翻訳しました。

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144,000人のクリティカルマスが11月11日にシルバーを購入すると、JPモルガンによる銀と金の価格操作が世界的に明るみになる引き金となります。"


元記事:

誰が予想していたでしょうか?大銀行JPモルガンの貴金属取引事務所が、実質マフィアと同じことをしているなど。

誰が予想していたでしょうか?元JPモルガン幹部のブライス・マスターズ女史は、マフィアのドンであったことを。

ほとんどの人は、「そんなの陰謀論者が言っていることでしょ。」と言って聞き入れないでしょうね。そうして何年も反応もないまま時間が過ぎていきました。ですが、今回ばかりは事実を受け入れる時では無いでしょうか。我らが司法省がそう言っているのですから。

JPモルガンの貴金属取引事務は、組織的に、大規模に、入り組んだ複雑な方法で、貴金属先物契約の操作を行って、市場関係者から金銭をだまし取っていた」として司法省が告発したのです。

起訴内容が公開された日、司法省は現JPモルガン役員であり貴金属取引事務所の所長だったマイケル・ノーヴァクと、同じく同行貴金属取引事務のグレッグ・スミスが告訴されました。(この文書ではブライス・マスターズの名はなぜかありませんでした。)

記者団に対し米国司法省刑事部の検事総長ブライアン・ベンチョースキーは「貴金属取引事務で実際に不正が行われている事実があります。この8年間で数千件もあり、これらは合衆国連邦法RICO法に抵触する犯罪行為です。」と語りました。

面白いのは、検察官たちはRICO法という通常マフィア組織に対して言及するような法律をもってくるという非常に攻撃的な態度を見せている点です。

検察官たちはJPモルガンの貴金属取引事務たちを相手に、「企業を盾に国際商取引にゆすり行為を働いた」として告訴したのです。普通はこのような罪状はマフィア組織の構成員に対して使われる文言です。

もしかしてJPモルガンにはさらに深い闇が隠されているのかもしれません。すでに貴金属市場へ陰謀を企てたとして12人が起訴されているのです。

司法省が何を計画しているのかは不明ですが、明らかに何らかの最終決定が下されるのを待っているようです。

ちなみに今回告訴されたノーヴァック容疑者とスミス容疑者はどちらも「夏季休暇」を取らされました。司法省の捜査も大詰めのようです。

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もう一人告訴状に名前が挙がった者がいます。彼の名はクリストファー・ジョーダン。2009年12月までJPモルガンで同じく貴金属取引事務に所属していました。他にも二つの異なる銀行で貴金属取引を扱う部門にいました。

検事総長ブライアン・ベンチョースキーは記者団の前で、この三人を名指して「貴金属市場の価格操作に関わっていた容疑で、三人を告訴する」と話しました。

「スミス容疑者、ノーヴァック容疑者、ジョーダン容疑者およびその他共謀者は、需要と供給のバランスに悪影響を与えるような方法で、貴金属取引市場に陰謀を企てていました。彼らの行為によって貴金属市場と関連する他の市場とその顧客にも悪影響を与えました。この手の違法行為が続く限り、犯罪者たちを取り調べ、裁判にかけることになります。」

ブルームバーグ社によれば、この件に関与していたドイツ銀行、HSBC、UBSの3金融機関は民事請求の示談のために合計5,000万ドルを支払うことに同意しました。元JPモルガン銀行員のジョン・エドモンド氏など、この件に関わっていたと自白した2名が現れました。

「JPモルガンにいた頃、私は上司から『あること』をするように命じられました。それは、買い注文をした後、取引が実行される前にキャンセルするというものです。」

このような価格操作は2009年から行われていたようです。告訴状には行員同士のインターネット上のチャットも掲載されていました。チャット文からは、露骨な操作とそれを隠そうとするトレーダー同士のやり取りを見ることができます。

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(上記会話の一部翻訳:)
Trunz: グレッグが値をせり上げて、横取りするハラだってわけ
CC-7: いいね
Trunz: 市場価格がいきなり上がってたら、そういうことだから

この会話で「Trunz」の名がありますが、これはクリスチャン・トランズというトレーダーです。JPモルガンで務める前は、大手投資銀行ベアー・スターンズで貴金属取引に関わっていたとされています。2019年8月、トランズ氏は司法省の取り調べに対し、「JPモルガンの貴金属取引事務所では当たり前のようにこのような犯罪行為が行われている。少なくとも数十年間、他のトレーダーたちも私のようにやり方を教わってきたはずです。」8月20日、彼は自分の罪を認めて出頭しました。

他にも買い注文をして価格を釣り上げてから直前でキャンセルするという手法で価格操作を行ったことがあると主張するトレーダーが現れました。

「顧客が先物売り注文をした場合、私が取引実行前に両方の注文をキャンセルするように命じられていました。」

そう自白したエドモンド氏によると、こうした価格操作の目的は、まず現金の流れや価格についての嘘の情報を市場に流し、他の市場関係者たちを騙して、JPモルガンと取引するように誘導するためだったとしています。

「それと、売り価格をわざと上昇させて他の市場関係者たちが高騰した価格で買い注文をするように意図的に操作していました。」そう語ったエドモンド氏は、7月に米商品先物取引委員会に協力するよう協定を結びました。

以前の危機が発生してからというものの、世界中の規制当局が金利、外国為替、国債市場の価格操作を厳しく取り締まっています。貴金属取引においてもこうした価格調査を行っている犯罪者が見つかったことは、今更驚くことでもありませんが、トレーダーたちの中にはもう何が善で何が悪なのか解らなくなっている者が多数いるかもしれないということが怖いところです。

検察官たちが厳しく告訴している背景には、以前2つの価格操作に対する告訴が取り消されてしまったことが原因としてあります。司法省はなんとしても市場価格調査が年々少なくなっていると示したいと思っているのでしょう。

告訴状は以下で全文をお読みいただけます。


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